姉の生きがい?
「姉さん……?」
「うん? なーに?」
「お願いだから服着て」
「えー? ちょっと青少年にはこの格好刺激的?」
「いや、う、うん……それはまあ、身内でも目のやり場に困るというかなんというか」
「そうなの〜?」
姉さんはタンクトップとホットパンツだけの姿で家中を闊歩している。片手にはお約束のビール缶。絶対酔ってる。
「んふふふ〜♪」
姉さんは悪巧みをするとき必ずする笑みを浮かべて僕に近づいてきた。
「な、なに? ね、姉さん……」
ちなみに僕は居間のソファに座ってモンハンをやってたんだけど、姉さんの格好が奇抜すぎて全然集中できない。それに今姉さんは僕に近寄ってくるし……。
「シン〜♪」
「わっ、ちょっ、ね、姉さん!!」
姉さんは僕に抱きついてきてご自慢の胸を僕にあてつけてきた。うっ、ね、姉さんのでかい……。
「ね、姉さん」
「ん〜、なに〜?」
「またでかくなった?」
「もう、シンったら大胆〜♪」
「うわっ!」
姉さんは余計にはしゃぎながら僕にじゃれてきた。
「ぐっ、い、息がぁ〜」
「ほれほれー、欲情したかい弟よー?」
「ぐっ、ギ、ギブ」
いつの間にか姉さんはプロレス技を決めてきて、僕はもう参りました。いろんな意味で。
「まったく最近の中学生男子は胆力がないわね〜……」
「いや、それ多分僕ぐらいだと思うよ」
「あら、そうなの? じゃあシンも飲む?」
「いや、ちょっ、酔っ払うのもいい加減に!! ぐ、ぐわっ、はっ、ぐ、ごっ、ごぶっ」
「あら、寝ちゃった。うーん、つまんない」
ちなみに僕は寝たふり……姉さんの毎度のコトにさすがの僕も慣れてきたから。
でも、僕は甘かった。
「なーんてね♪ ほれほれー」
「ぐぁあ、す、すみません、すみませんでした!! ゆ、ゆるしてー」
僕は姉さんの必殺技がんじがらめスーパーをくらい、苦しさ100%を痛感していた。
これってきっとふつーの中学生なら嬉しいのかな? なんて思うけど、全然いいものじゃないからっ! この技中は姉さんの胸が一番の脅威であることはきっと僕以外は知らないと思う。
それから十分ほど地獄が続き、僕はやっと解放された。いつもながら後悔することはきっと姉さんがこんなこと続けたら僕は鼻血のせいで失血死すると思う。
「シン」
「な、なんでしょう?」
うわー、ほんとに腰低いな僕。でも姉さん相手に勝てるわけないし……。
「明日の晩飯、コロッケね」
「そ、それだけ言う為に今までのこれっ!?」
「ふっふ〜ん、私はコロッケと酒に生きる女だから」
「ちょっ、まって、なにそれ? は、初耳なんですけど」
「じゃあ今わかったでしょ」
「僕の今までの死ぬような思いはコロッケのためだったの?」
ちなみに僕のPSP画面では僕のハンターがフルフルにやられちゃっていた……。GAMEOVER……。
一週間以上ぶりですね。すみません。ですがこれからもそんな感じかもしれませんがお付き合い願います。




