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マリはやっぱりマリだった……

「はぁ、はぁ、はぁ………はっ!?」


 私の目の前には失神したシン。あ、結構言いやすいかもこのフレーズ。じゃなくてっ!


「はぁ、またやっちゃった……」


 また私の悪い癖が出ちゃったかな。そう、私はなんでかシンの前だと動悸が早くなって自分を自分で抑えられなくなって、ついシンに手を出している。


 なんで………? 別に私はシンのこと嫌いじゃないのに、シンの行動、言動、シンそのものが気になって、いらいらして、なんでか自分を見失ってる。


 そして次に正気を取り戻したときには、必ずどうにかなってるシンがいる。私が原因で。


「はぁ……どうしよう。仕方がない、あんまりやりたくないけど」


 私はシンの横に座って、シンの体を揺らした。


「ほら、シン! シン! シン!! おきろー」


「がっ、はっ、うっ、ゆ、ゆれ、ゆれれるうぅ〜!!」


「あ、ごめん」


 私は揺らしていたシンのシャツを放した。


ガツッ!


「いたっ!」


「あっ」


 またやっちゃった……。ああ、どんどんシンが壊れていく。


「大丈夫?」


「う、うん。ありがとう。で、マリ、今日はなに?」


「べ、べつに、ただけっちゃってごめん」


「え?」


 私が素直に謝ったのにシンは黙っている。なんでだろう? あ、段々いらついてきた。私は短気だ、それは生まれ持ったものだから否定しようがない。


 変な緊張感、そして微妙な沈黙。


「ねぇ、シン」


「え、あ、う、うん、なに、マリ?」


「遅刻するんじゃない?」


「あっ……」


 シンが慌てて時計を見る。時間はでも遅刻ではなく、遅刻確定なのではという顔をシンはしてる。


「今日、学校昼からだから」


「え、うそ?」


「ホント」


「honntoni?」


「わけのわからないローマ字つかわなくても本当よ」


「な、なーんだ、それならそうっていってくれればいいのに。はぁー、なんか心臓に悪いな」


「あはは、冗談だよ」


「え?」


 面白いね、シンの顔は。くくっ……が、我慢しろ私。


「だってシンは放送委員でしょ? 今日は私達の中学の恒例行事があってシン達が朝準備して他の生徒は後から登校するんだよ?」


「…………」


「それでいまから私達の登校時間。シンは、なんでこんなところにいるのかな?」


「……………………っ!!」


「遅刻決定だね」


「う、うわぁぁぁぁぁっっっっ!!!!!」


 シンはものすごい勢いで家から出て行った。


 そう、今日は文化祭準備前日日。この日から私達の中学は文化祭の準備に取り掛かって授業がほとんどなくなる。


 それで今日の日は放送委員にとっては重要な一日で、一年に一回放送委員の腕の見せ所の日なのに、あいにくシンは遅刻。


 ちなみに放送委員の部長は、すんごい怖いんだよね。それに顧問も怖いし。なんでそんな部にシンは入ったんだろ? まあいっか。


 あのシンの恐怖に青ざめていく表情。写真があれば一生脅していけそうだったのに残念。


 さ、ユイも起こして学校にいこっかな。どうせまだ寝てるだろうし。


 私はシンの家に鍵をかけてから出た。ついでに予備の鍵をいつもとは違うところに隠しておく。


 今日は朝からシンをからかえて気分は爽快だ〜^^


 あ、もう昼か。


 

はい、マイはやっぱりマイですね。タイトルどおりです。一応本人は自覚してるんですよ!? で、でもシンの前だとマイのSっ気が増大するんでしょうね。


まあ、マイあってこそのシンみたいにおもってるんで仕方がないです。頑張れシン、哀れよシン。でも私はやめない。


明日は第三弾、フリートークです。そこでちょっとした発表とかもありますので是非お楽しみに^^

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