カロリーメイトの尽きた日に……
「うぅ〜ん……ね、眠い」
僕は欠伸を一つかいて起き上がった。昨日はユイちゃん家でちょっとハプニングがあったからなー………。でもPSPが手に入ったから僕は嬉しい。
でもそれで昨日徹夜寸前までやってたからなー。でもはまるんだよ。やったら絶対はまる。
あ、えっとそんなことじゃなかった。最近僕の説明が長くなったって誰かがいうんだけどそうなんだろうかな?
でもこんなに平和な朝は久しぶりだなー。さて、と。今何時だろ?
時計を手にとって見てみる。
目覚まし時計は9:00を指していた。
これもお約束じゃないよね? 朝の九時? ということはー、学校はもう始まってるのかな?
やけに僕の頭の中は冷静だった。
「えー、ちょっと待って。時間よとまれ! なんていってもやっぱり無駄?」
ちょっと低血圧気味の僕の頭に血が上ってきた。あ、遅刻するんだ僕。
「えぇぇぇぇーーーー!!!!」
僕は急いで身を起こして制服に着替える。あたふたとそんな時にかぎって着替えに時間がかかる。
着替えつつ鞄の中身を確認して部屋から飛び出した。
そして急いで階段をおり始めた。でも走っていたから僕は宙を浮いた。あ、床が見えるや。
ドン! ド、ドドン、ドン、ドドン、ドン、ドン、ドン!!
一階に体が到着した。でもにぶーい痛みがじわーりと体中を蝕み始めた。
「うっ! い、いたい……」
しかしここでくじけるわけには行かない! 頑張れ、僕!
というわけでのろりそろりと腰に手を当てながら僕はキッチンへと向かう。こういう日のために買っておいたカロリーメイトを戸棚から取り出そうとしたらなかった。
「え?」
思考をめぐらす。すると答えは出てきた、姉さんだ。
僕が最近朝食作らないからって秘蔵品を食べることはないのに。
仕方がないからもう学校へ行くことにする。走れば間に合うような時間帯じゃないからちょっとゆとりを持っていくことにしよう。
なんか、僕って精神的に成長したのかな。自分で思ってて嬉しくなって僕の頬を自然に緩んだ。でもそれが甘かった。
僕はドアノブに手をかけて、扉を開けた。僕の能天気な表情には靴底が見えた。
「へ? ぐわはっ!」
ドン! ガン! バタッ! ドタバタガッタン!!
「ひっかかったわね、シン!」
声以前にこの行動からして犯人はマリ。でもなんでこんな時間に。というか痛い。ホントに痛い。泣きたいぐらいに痛い。
「なんで最近私の出番が少ないと思ったら全部あんたのせいなのよ! さあ、観念なさい!!」
マリが土足で僕に歩み寄ろうとする。そのオーラまっさしっく般若。鬼。ゴブリンあるいはオーガ。シュレック。
ピキッ!
あ、マリが余計に怒った。き、聞こえてたのかな……。っていうか、誰かたすけてーーー!!!
「もう無駄よシン、アナタを助けになんてダレモコナイ」
「ちょっ、まって、まってよマリ! な、いくらなんでもそんな八つ当たりって!?」
「八つ当たりじゃなーい!! 真実よ!!!」
「そ、そんなー!」
「観念しなさい。あなたの人生、私のために使うのよ」
「ちょっ! ま、まって、お、お願いだから!!」
「問答無用!」
マリが僕の胸倉掴んで、僕の体は宙に浮き、マリの右拳に力が入っていくのが目前にあるから見えた。
あぁ、本当にこれ喰らったらおしまいだろうな。でもなんでマリってこんなに凶暴になったんだっけ?
ちょっと考えてみる。あぁ、昔からそうだったなー。
そう思って思い出が走馬灯のように過ぎ行く中、僕は笑った。それは人生で一番さわやかな笑みだったかもしれない。
でもマリの笑みは貪欲で赤くて、黒くて、恐ろしいものだった……。
「シン、覚悟!!」
ガン!!
大丈夫、シンは死んでません。多分(汗。
なぜか更新するたびに一話一話の長さが短くなっていってるのを気付かれませんようにと願いながら自分にじゃあもっと書けよと突っ込んでいるのは悲しいものです(泣
先日、友人に「お前、タイトル間違ってるよ」といわれ見てみればLonelyのスペルがLonleyになっていたことが発覚! 通りで英語の点数が悪いはずです。というわけで直しました。この小説を読み、Lonelyのスペルを間違えて覚えてしまった方々、も、申し訳ありません!! そんな方がいらっしゃらないことを願い。
本文が短いのでここでたくさん書こうなんて気はありません。というかありませんでしたが、そうしちゃえ、みたいな感じになりました。
それでは皆様、次話お会いいたしましょー。




