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お約束の連発には気をつけよう

 僕はなんとかユイちゃんとのいきなりドッキリ(PSP踏まれて壊されたこと)外出デートを伊勢海老煎餅で閉めることができた……ような気がする。うん、大丈夫。


 でもなんでか僕は今、ユイちゃんの家にいたりする。それはなんでかっていうとユイちゃんがPSPを弁償してくれるっていってくれたから。


 ありがとうユイちゃん、ホントにありがとう。僕はモンハンでキリンを倒さないといけないから。


 それにしても、大きいなユイちゃんの家。いや、大きいなんてものじゃあない。豪邸って感じが、いや、匂いがぷんぷんする。


 僕の家がパチンコ玉だったとするとユイちゃんの家はサッカーボール(ワールドカップ使用の金糸入り)みたいな感じがする。あ、やめようこんなこと考えるのは……自分が惨めになるから。


「お待たせいたしました」


 ユイちゃんがキッチン(厨房?)のほうからトレイを運んできた。ちなみに僕はユイちゃんの家の居間のソファにキョトンと座っている。ホントにキョトンだから。部屋の大きさに重圧さに押しつぶされそうな感じ。


「あ、ありがとう」


「はい、どうぞシン様」


 僕はユイちゃんから紅茶をもらって一啜り。お、おいしい。


 そしてクッキーももらう。お嬢様風のナプキンに並べられたクッキーはどれも高級そうでおいしそうだった。これも一口。


「お、おいしぃ」


「ほ、本当ですかっ!?」


「うん、すっごいおいしいよこのクッキー。どこのなの?」


 と聞いてみたところで僕はわからないだろうけど。でも本当においしいからもう一つもらおう。


「そ、それは私がつ、作りました」


「えっ? ホント?」


「は、はい! うそではありません」


 僕は目を見開いて手にあったクッキーを眺めてユイちゃんのほうへと振り向いた。


「ユイちゃんってお菓子作り上手なんだね。いや、というよりプロ級においしいよ」


「え、そ、そんな。そんなことありませんよ、もぉ〜、シン様ったら!」


「えっ?」


 ユイちゃんはほめられて顔が赤面したのかわからないけど、振り上げたユイちゃんの手が僕に当たって、僕が飲みかけていた紅茶のカップからお約束のものが空中にこぼれた。


 そして、本当にお約束どおりに僕の顔面に……


「だぁっちーーーーーーー!!!!」


「シ、シン様!!」


「あ、あつ、あつ、あつっ!」


 僕は紅茶のかかったシャツを急いで脱いで、そのままそれで顔を拭いた。そしたらなぜかユイちゃんが倒れた。


「え、え? ユ、ユイちゃん!!??」


 僕はなにがどうなってるのかわからなかった。な、なんで? ユイちゃんが緊急事態に! (説明するとユイはシンの裸を見て失神したのであるby作者)


 そして運がいいのか悪いのか、姉さんが入ってきた。


「シン、迎えにきったよ〜。新しいPSPはー?」


 なんでこんなときに……。姉さんはなんで俺がここにいるってしってるんだ??


 でもやばい、これじゃあ!


「はっ、シ、シン、あなたっ……!!」


「ち、ちがうんだよ姉さん! いきなりユイちゃんがたおれちゃっ………!!」


 僕は必死に弁解を心がけるも、姉さんは驚愕の目からなにやら変な目つきになって。こういった。


「ぐっじょぶ」


「ちょっと、まてぇーーーーー!!!!」



今回は多少短めでしたが、このまま連載を長引かせるよりはましかと……すみません。最近時間がとれずに、なんていってもいいわけでしかないのですが。これからも書いていきますので長い目でシンたちのこと見守ってください。

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