今夜は某芸人オンパレードby姉さん
「さぁ、あなたも私とドリンキングぅ〜」
「いや、姉さん、それどっかの芸人のパクリでしょ」
「おぉ、シン! ナイスツッコミ、グゥ〜」
「いや、だから! パクリだってば、パクリ!」
現状から察しますように僕は今姉さんの相手をしています。居間で。
ちなみに姉さんがビールの酒瓶片手に腰に手をあて、
「ぐびぐびぐびぐび、ぷはーっ!」
といった具合にガンガン飲んでます。姉さんの足元には散乱するビール瓶やら缶が数えるだけで20を越える。
飲みすぎですって。
「私の脳みそはシューティング〜♪ 心もどこかへフライイング〜♪ 私はすでにロッキング〜?」
しかも、変な踊りまで踊りだすし!!
「姉さん、もう止めてってば! 近所迷惑だって!」
もう、深夜近きし午後11時。世間のお父様方お母様方が仕事から帰宅して家族と共に一日の貴重な時間を過ごす時だって言うのに!
「私が、迷惑ー?」
「うん!」
「迷惑、迷惑、迷惑……。あ、でも、そんなの関係ねぇ! でも、そんなの関係ねぇ!!」
「やめてぇー! お願いだからやめてえぇー! 僕の姉さんのイメージが品格が壊されてくから!!」
やっと僕の意思が届いたのか、姉さんは落ち着き払った表情で僕のところまで歩み寄ってきた。
「え、なに?」
「シン」
「なに?」
なにげに目がすっごい、すっごい怖いんですけど……。
「私に逆らおうとはいい度胸してるじゃないの。グラス持ちなさい」
う、ここで逆らったら僕は必ず殺される……!
「はい!」
僕は居間のテーブルの上においてあったグラスを手にとった。
「よし、じゃあ立ちなさい」
「はい!」
な、なにをするきだろう、姉さん。
すると姉さんはいきなり自分のグラス(いつの間に)を僕の持つグラスにカチンとぶつけて、
「はい! ルネサ〜ンス! 逆に聞こう、何が面白い?」
と、指を電源の入ってるテレビに向けて言い放った。
そして自分の言ったギャグでつぼにはまる姉。
僕は呆然としながらも、ちゃんと言うべきことは言う。
「だから! それ、姉さんのギャグじゃないでしょ!」
「? もちろん、私のじゃないわよ」
「じゃあ、なんでやるの!」
「面白いじゃない」
「いや、それってあれじゃない? こういう場ではしちゃいけないもんなんじゃなかったっけ??」
「私が許す」
「いやいや、それはさすがに……」
「天上天下、唯我独尊!」
っていうか、それどっからでてきたー!?
「いやー、酔いとは天国! 酒なしは地獄! 私は神になる!!」
姉さんはいきなり自由の女神像のポーズをテーブルの上で堂々ととった。
「ね、姉さん、おねがいだから寝ようよ、ね?」
「あら、シン。私とそんなに寝たいの? いいわよ、昔みたいに一緒に寝よーね〜」
「い、いえ! 遠慮しておきます。じゃ、僕はさっそとお休みになりますので、それではグッドナイト!」
昔、姉さんと一緒に寝ていた頃(小学低学年時)、姉さんの寝相の悪さに五回程死にかけたことがある。
「待ちなさい、シン」
「な、なに?」
「それじゃ、ダメダメね」
「な、なにが?」
「グッドナイトじゃない! こうよ! グッ、ナイ〜ツ!!」
「だから、それもパクリでしょ!!」
「あれ、2出したー?」
「ありがとうございましたじゃなくて! ってか、このままだとそう聞こえないって! ってか、これもパクリ!?」
「いいでしょ〜。あはははー」
「ってか、なんで姉さんこんなことしてるの?」
「私もたまには作者(Karyu)の役に立ちたいのよ」
「それって、言っちゃいけないんじゃないの……?」
姉さんがこんなこというとまるで作者がネタなかったみたいに聞こえるじゃないか。
「あら、そう?」
「うん」
「それでは、グッナーイツ」
「誤魔化すなー!!」
シンと姉さんが言ってたこと? あはは、無視してください、無視。姉さんはなにも言っていませんとも。いいえ、まったくもってなにも言ってません。アレもコレももう、なんでもありませんよ。ええ、なんともありませんとも。あははははは(汗




