僕ってそんなにいけないことしたの? 誰かたすけて・・・・・・
今日は学校。だからいそいそと支度をして家をでようと……した………。
いくら僕でも毎日毎日マリの殴打をただ呆然と喰らうだけじゃだめだ! そう思って、今日は裏口から出ることにしよう。
え? 卑怯だって? そんな、あのマリの化け物じみた力のほうが卑怯だよ。中二で日本格闘技ジュニア大会優勝しちゃうんだもん。
まあ、でもそれはちゃんとお祝いしなきゃいけないかな。
ちなみに僕の姉さんは朝が早い。僕が起きる七時前にはいないからね。でも未だにあの人がなんの仕事をしているかはしらない。
恐る恐るいつもの習慣で扉を少しだけ開いてみた。マリは……いない………。よし。
僕は台所の裏口からダッシュした。
「こ、これで、今日は普通に学校に行けるっ!!」
僕は鞄を脇に挟みながらダッシュする。すると僕の隣に影が見えた。
「え?」
僕は走りながら横を向くと、そこにはマリの姿があった。
マリは僕にべっとりとマークしていて僕は止まりたくともとまれなかった。
マリの目が語っていた。今止まったら殺すよ。って。
今のマリはアイシ○ルド21の阿含みたいに………。
「マ、マリ……?」
「ん〜? なーにぃ、シン〜」
マリの顔はすっごい笑顔だ、でも……目がシリアスすぎる。ギンギラギンってなってる。
そして走りながらマリは続ける。
「私を出し抜こうなんて、いい度胸してるね」
マリの右ストレートが僕のみぞおちを捕らえる!
「ぐおほっ!」
「それに、私みたいな可憐な女の子を一人にして置いて行くなんてっ!」
マリの左フックが僕の胸部をクリーンヒット!!
「がはっ! ま、まってマリ、話せば……」
「問答、無用っ!!」
マリのエルボー&踵落としが僕をアスファルトの地面に練りこませる!
目の前真っ暗、でもなんか、シュワーって音が聞こえる。アスファルトって打撃を与えると熱くなるって本当だったんだ。すごいなー。
「シンのばかっ! もう二度と私の視界に入ってくるな!!」
そう僕は罵られるだけ罵られてしまった。なんで、いつもいつもこうなんだろ?
それよりもさ、誰か? 助けてくれない? 多分僕流血してるよね、頭から。なんかどんどん余裕持てなくなってきたんだけど。
「ふぁ、ふぁぇあ、はふへぇ!(だ、誰か、たすけて)」
僕は救いの声をあげた。なのに聞こえてくるのは僕を無視して通り過ぎていくクラスメイトや同じ学校の生徒達。
な、なに? 僕知らない間に皆の嫌われ者!? い、嫌だ、後生だ、たすけて!
あ、ダメだ。どんどん、意識がとお・・の・・・・い・・・て、い・・・・・・く・・・・・・・・。
ぽくぽくぽく、ちーん・・・・・・・・ドッカーン!!!!(ぐしゃぁ
「?」
僕は意識が戻った。つまり生きてる! でもここはどこなんだ? 宙に浮いてる? ってことはやっぱり死んじゃった!?
と思ったら、僕は車に撥ねられたっぽいね。体に鈍痛が走ったから。でも、これって地面に落ちた瞬間即死だよね?
こんなに冷静に考えられるなんて僕も大人になったな〜。
そして視界に見えてきたのは学校の校門。そしてそこの校門に待ち構えていたのは昨日の奇異なバットを抱えたマリ。
その目は鋭く、殺気じみて、そして何より光ってた。
「や、や、やめて、お願い! 死ぬのはいいけどそんなので僕殺されたくなーい!!」
僕はしかし重力に逆らうことなんてできずに物理の法則でマリのストライクゾーンにまっしぐら。
僕が最後に見た光景は、マリの振りかぶったバットが僕の頭にジャストミートしたことぐらい。
ぽくぽくぽく、ちーん・・・・・・・ホームラン!!
はい、見事なホームランでした。ですがシンは丈夫です。次回になったら帰っていることでしょう。
帰っているはずですね。
しかしちょっとシンが痛痛しくおもえてきました。だから次回は少し楽な目にあわせえてあげようと思います。




