お酒を飲む人には気をつけましょう。自分を保ちたいのなら
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ……」
僕は息を荒げながら自分の部屋の外で扉を背に立っている。
「な、なに!? あ、あれは?」
そう、僕はさっき姉さんをソファで寝かせつかせて自室に戻ってきたばかりだ。
なのに、僕の部屋に何かいた……。
僕は恐る恐るもう一回扉の隙間から覗いてみた。
するとそこには、こう説明することのできないモザイクのかかった変な物体が……。
「な、なに……これ………??」
「よぉ、少年」
「しゃ、しゃべったーーーーー!!!!!」
赤で紫で桃色で黄色なぐちゃぐちゃな物体が人間語をしゃべった!
「失礼な」
思考まで読み取ったーーー!!
「まあ、落ち着きたまえ。少年?」
「いや、少年ですけど!? 絶対あんたよりも形定まってますからっ! っていうかあんたなんなの?」
「我は×※●↓♪だ」
「え? はい? なに? っていうか何で♪まーく?」
「やはり人間にはわからぬかこの名の尊きさが」
「なに? あんた達の世界では名前が尊いの?」
「わからぬならよい」
「は、はあ……」
なんなんだろう、これ?
「我の正体が知りたいか?」
「いえ、もういいです。出てってください」
ホント、もうなんか最近変な人しかあってないのにこんなのって一体……。
「そうか、なら我が正体をお主に明かそう」
「っていうか、人の話聞いてくださいよっ!」
「それではいくぞ、3……2………1…………」
無視ですかい。そしてカウントダウンですかい。もうなんでもいいや、驚かないから。
「じゃっじゃーん!! 姉さんとうじょーう!!」
「って、ええええぇぇぇぇぇ!!!」
さっきまでモザイクのかかっていた訳のわからない物体はポケ○ンのトラ○セルからバ○フリーになるみたいに。
はたまたメタ○ンが変身していくみたいに、丸っこい物体からは僕よりも背の高い姉さんがにょきにょきっと生えてきた。
な、なんで!? さっき眠らせたのに! 一応縛っておいたのに!? なんで??
「ふっふっふ、酒の入った私にそんなものは効かない!」
「えっ? でも、じゃ、さっきのは幻覚??]
「そういうことでしょうね。私の酔いってシンにもうつるんだねー。すごい発見」
ま、まさか、僕も気がつかないうちに酒飲まされてた!?
「そんじゃあね〜」
と姉さんはふらふらした足取りで下の階へと戻っていった。
僕はやっぱり真相が知りたくなって姉さんの後を追って下の居間へと戻った。
そしてそこで見たのは僕がソファに縛り付けておいた姉さんのだらしない酔っ払った寝顔だった……。
え、なに!? 今日は怪奇現象の日ですか? それともあれって本当に僕、酔っ払ってた?
お酒はやっぱ見てるだけでも怖いもんなんだろうな……。
はい、前の話の続きですかね? はいw
実際、まあ当初は夢落ち系にしようと思いましたがやっぱりシンの姉さんのすごさを書こうと思ったのでそうしました。




