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死後世界触手譚  作者: 青風
猫村
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第13話     弾ける頭 と 弾ける俺

住処に戻り早速荷車を作り始める。

ブッチー&ルーには木を切ってきてもらい、しらたま&コウ&俺で作製

母方の父親つまり爺ちゃんが宮大工で釘を使わない繋ぎ方などを若い頃少しだが教えて貰っていた事もあり順調に作業が進んだ。

荷車は割と簡単に作れた。問題はここからだが。

ただ、これを使うのにはこことキルク村の間にある川に橋を架けないといけない。

川幅は細い所だと3m位なので何とかなりそうだな。

ただ、時間は掛かりそうだが・・・

そうこうしている間も俺を見る監視の目はあった。

上手く隠れているようだが水中とか土中じゃない限りアイには判っちゃうんだよなぁ~

まぁ危害を加えられない限りはこっちから手を出すつもりも無いけどな。

橋に取り掛かり始めて3日目ムズが5人ほど隊の若いのを連れてきてくれ一気に作業がはかどった。

隊員達は最初は俺にビクビクしていたのだが、

しらたま達が俺に普通に接しているのを見て普通に接してくれ始めた。

それを見た他の隊員達も普通に接してくれるようになり橋が完成する頃には全員と打ち解けた。


「「「「かんぱ~い!」」」」

「いや~皆のおかげで橋が無事に完成したよ」


橋の完成を祝ってささやかな宴を催した。

まだ酒というものを発見も製造も出来てなかったので

俺らには関係ないがキウイ茶を出したのだが、

さすが警備隊員だけあってしらたま達のように乱れる事はなかった。

宴の最後に全員にブラシを渡しておくのも忘れなかった。

朝になり主だった者でこれからの作戦会議をする。


「今日からはギラン捕獲作戦だ」


そう切り出した俺に


「何匹くらい捕まえるので?」


ムズが聞いてくる。


「とりあえず、4000人分と言いたいがそれは無理だと思うので中級を10匹くらいにしておこう。」

「10匹かニャ!」

「オレ達だけで大丈夫でしょうか?」

「ヌシ10匹だと流石に疲れるだろうが中級なら何とかなるだろう。」


ひそかにアイに計算してもらった結果があるので俺は強く言い切る。


「判りました。隊員達はどうしますか?」

「その間に荷車の量産を頼もうと思う。

 何人かは先にキルク村に戻ってバーベキューの準備をして欲しいかな」

「作製の得意でない者2名、先に戻ってもらいますね」

「OKOK、そんな感じで行こうか。それじゃ各自ヨロシク!」

「了解」

「はい!」

「はいニャ!」


オレとコウは麻痺の実を調達しに行く


「協力してくれる人が多くて助かりましたね」

「だなぁ~、有難い話だ。まぁ、ムズが無理強いした部分も有るだろうがな」

「ふふっ、そうでしょうね」


俺たちは麻痺の実をポシェットに入れれるだけ入れて戻る。

戻ったら、隊員達はすでに荷車を作り始めていた。

ブッチーに荷車製作の監督を頼み俺たちはギラン捕獲に向った。

道中話しつつしらたまを見るとまた苦い実を拾っていたので

「次あれだけたくさん入れたら気絶してもマッサージし続けるぞ」と脅しておくのを忘れない。

湖畔に到着し早速戦闘準備を開始する。

今回はムズも居るし前よりは楽だろう。


「さて、今回はどの位入れたらいいかな・・・」

「そうですね、20個くらい入れると結構な数がよってきますよ」


20個か1つ1つはスモモくらいの大きさで前しらたまが入れた時は明らかに50個位あったな・・・・

そう思い出しながら20個程度を湖に放り込む。

するとすぐにバシャバシャと音を立ててギランがよってくる


「結構居るなぁ~んじゃ行くか」


と湖に飛び込む俺。


「「「え?」」」


全員が驚く。だがこれもアイの計算のうちなのだ。

飛び込んだ瞬間フルパワーで体全体を帯電させる


バリバリバリバリ


湖面が光りが走り寄ってきていたギランがプカプカと浮いている。

が元々ヌシ級とは言えギランの技だし流石に死んでいないようだ。

その隙にポシェットから麻痺の実を取り出しギランの口に放り込んでいく。


「じゃぁ引き上げて~」

「「はぁぁぁぁ!?」」


ムズもしらたまも口を開けて唖然としている。

ルーも目を見開いている。

コウは判っていたのかニコニコしている。

皆で引き上げ捌いて行く。

骨を全部食べたが進化はしなかった。

最後のギランを捌いている時に事件は起こった。

袋いっぱいに詰められた苦い実が湖に投げ込まれたのである。

犯人は判っている。

ずっと俺らを監視していた奴だ。

俺らに危害を加えるつもりは無いと思っていたのだが機会をうかがっていただけのようだ。

湖に落ちた袋を見てみると、どう見ても100個以上の苦い実が入っている。

あ~またか・・・


「コウ!」

「はい!」


コウはもう後ろに下がりデカくなった弓を出している。

チラリとムズを見るとムズもコウを庇うように戦闘体制に入っていた。

流石に戦闘経験の豊富さは違うね。

唖然としているしらたまとルーを触手で掴み後方へ投げる。

水面が膨らみ、奴がまた現れた。

前より少し大きいか?

そいつは前とは違いそのまま陸に上がってくる。

そして角が帯電する。


「ヤッベ・・・」


俺も全力で帯電し迫ってくる電撃を相殺する。

しかし、反動で後ろに吹き飛ばされる。

木にぶつかりボトッと落ちる。

あ~いってぇ・・・

コウが風を放つ。

前よりも貫通力がありそうな細い形になっている。

魔力が凝縮しているためか前よりはっきりと視認出来る。

ギランも電撃で迎え撃つが勝負は見えてる。

相殺しきれずギランの頭が吹き飛ぶ。


「勝ったな。」


ギランが倒れていく。


「マスター!上です!」


その声に反応し前に転がるように避ける。

影が落ちてきて俺の居た場所が爪型にえぐれる。


「あなたは!」


ムズが驚く。

その声を無視して爪が俺に迫る。

あ~この速度は無理かも・・・

爪が振り下ろされ俺が切り裂かれる。やべぇ・・・超痛てぇ・・・


「や~ら~れ~た~」


ベチャッと俺が飛び散る

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