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……勇者の名の下に!

止むを得ず、縮小しました。

……済まん、キサラ。

 


 キサラside


「この区画は大丈夫みたいだ」


 アタイは、走り廻って何か起こってないか調べているだ。


 ドッゴォーーーン!


「……あっちだ!」


 破壊音のした方に駆け付けると、都市の人達が何人か倒れているだ。

 それに、何かの建物が破壊され崩れているだ!

 そして……


「お前達は、何者だ?」

「……おい」

「「ああ……死ね!」」


 いきなり襲い掛かって来ただ!

 それならアタイは……


「成敗するだ」

「……ぐはっ!」

「……がふっ!」

「な!?」

「後はお前だけだ」

「貴様こそ、何者だ?」

「冒険者だ」

「話す気は無しか」


 ……正直に言っているのに、何を言っているだ?


「……しかし、見られてしまったのは仕方ない」

「何が仕方ないだ?」

「女・子供を殺す趣味は無いが……死ね!」

「殺人の意思を確認しただ!

 これより無力化し拘束するだ!」

「何を言……がはっ!」

「まだまだ行くだ!」

「げぶっ……ぐはっ……ぎぃ……ごぶぅ……が……」

「とどめだ!」

「……ぐぅ……がぁあ……」

「……勝利だ!」




 リンside


 ……シン様の『何時もの』である場合は、充分に警戒する必要がありますね。


「……氷華牢アイスローズプリズン


 これで、私が居る領主館外壁の正門以外では入る事、あたわずです。


「……はぁ。当たって欲しくないものですね」


 どうやら、隠す気は無いみたいですね。

 身体から出る魔力が漏れています。

 そして……


「よう、お嬢さん」

「何の用です?」

「ちょっと領主に用が有るんだが、取り次いでくれねぇか?」

「アポイントは取っているのですか?」

「いいや」

「では、お引き取りください。

 もしも、強引に来られた場合は、穏便に済ませられない場合がありますから」

「それは怖いな。オレは痛いのは嫌だからな」

「では、改めてアポイントを取った上で、お越しください」

「痛いのは嫌だが、それ以上に嫌な事が有るから行かせて貰うぜ」

「そうであるなら、対応は少々荒くなりますがよろしいですね?」

「構わねぇぜ」


 そこそこの強さを有しているみたいですね。

 まあ、私の敵では有りませんが……


「では……氷弾丸アイスブリッド360連」

「……うぉ!?」

「360度全角度からの攻撃でしたが……」

「……お嬢さん。綺麗な顔してエゲツないぜ!

 急所である『喉』や『心臓』を狙うのは常識だが、両目、鼻の下、両耳、股間、膝裏、足の親指を正確に狙うとは……」

「あら? 何時から『急所』が『喉』と『心臓』だけになったのです?」

「……確かにな……って、補填が早いな」

「当然です。たかが第4位階魔法ですよ?」

たかが第4位階魔法って……何処の国に行っても、王城か王族お抱えの魔術士になれる腕だぜ?」

「そんな地位など、ゴブリンの魔石程度の価値しかないですね」

「……ゴブリンの魔石程度? マジかよ」

「さあ。本当に痛いのが嫌なら、直ぐに武装解除して下着姿になりなさい」

「……下着姿?」

「当然です。見える武器を捨てさせても暗器の可能性が有るのですから。

 勿論、抵抗しても構いませんよ。

 その場合は、より荒く対応させて貰いますので、そのつもりで」

「そうやって降参を勧めながら、オレの周りに氷系の攻撃魔法を待機させ過ぎないか?

 第5……いや、第6位階魔法かもしれない氷系魔法まで有るんだが?」

「まあ、良く分かったですね」

「……ハッタリじゃ……ないよな?」

「する必要が有りますか?」

「……はぁ。疲れるから嫌なんだけどなぁ」


 ……シン様から聞いた事があります。

 あの様な言葉を発していながら、本気を出す場合が有ると。

 少々、注意する必要がありますね。


「……身体強化フィジカルブースト炎化フレイム!」

「あら!」

「こっからは遊びは無しだ」

「……左様ですか。では私も、改めた対応いたしましょう」

「うっかり殺してしまっても怨むなよ」

「問題は有りません。机上の空論ですから」

「……はっ! 上等だあ!」


 マジックポーチから業物と一目で分かる戦槍を出しましたね。

 では私も……


「……ミスリルか! 良いのを持っているじゃないか!」

「それはどうも」


 まあ、ダンジョン産ですから当たり前ですけどね………………量産型ですが。


「……行くぜ!」


 身体強化と言うだけあって、まあまあの速さですが、それなのに「身体強化フィジカルブースト炎化フレイム」と言っていたのですから、向上しているのは、腕力か攻撃力でしょう。

 後、呼び名に「化」が付いている以上は、炎属性が付与されているのでしょう。

 それは充分に、普通の人族に取っては「切り札」と言えますね。


「……勇者の名の下に!」


 今、何を言いました!

 ……勇者と言っていましたね?


「感謝しなさい。今の言葉で、貴方は生かす事が決まりました」

「オレが生きるのは当然だ! 勝つのだからな!」


 ……それは違います。


「喰ら……が……」

「……貴重な情報源を確保です」


 これで、またシン様に褒めて貰えます!


「さて。下処理をしますか……」




 ???side


 そろそろか……


「今頃は都市セビリアナは、修復不可能と言える被害を受けているのでしょうね」

「そうだな」

「しかし、上も酷いよな」

「そうよね。私達が仕掛けた破壊を、向こうがお金を払って、私達が修復するんだもん」

「そうね」

「後、分かり難い工作するわよね。

 あらかじめ、家屋を破壊して、その倒壊した家屋の中に、スタンピードで暴走中のモンスターが好み、興奮する『匂い袋』を置くなんてね」



厳しくも温かいメッセージを待っています!

そして、星の加点とブックマークをお願いします。

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