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シン君も終わったみたいね

魔王の敵は勇者!

 


 シンside


 とりあえず、連携をさせない為に引き離すか。


「ほい」

「が……」

「アリア、程々にな」

「それはシン君の方よ!」

「違いない」


 風属性の魔法を使って突風を発生させて、オッサンを吹き飛ばし、アリアに声を掛けて俺も跳ぶ。


「待たせたな」

「……何者だ?」

「普通の冒険者だが」

「巫山戯んな! 3000を超えるスタンピードを魔法1つで消し飛ばす奴が、普通の冒険者である筈が無い!」


 ……3000!


 それはセラリアに悪い事をしたなぁ。

 氷系魔法にしておけばモンスター素材が確保出来たのに。

 もし、都市の方に被害が有ったら、俺の方からも費用を出そう。


「……まさか!? お前も勇者なのか!」

「……『も』?」


 色々と情報を漏らしているなぁ。

 どうやら、このオッサン自身が「勇者」か、その勇者の関係者みたいだな。

 そして、勇者は複数存在していると。

 更に言うと、スタンピード3000匹は、一芸特化の可能性は高いが、そうなると背中の「剣」が気になる。


 ……ちょっと調べるか。


「……さあな」

「まあ、倒した後でゆっくり聞けば良いか。

 ……行くぜ!」

「来な」

「うぉおー!」


 ……あれ?

 背中の「剣」は使わないのか?

 腰の長剣を抜いたし……まあ、追い詰めれば使わざるを得ないよな。


「はあ!」


 がっ


「はあ? 何で切れねぇ!」


 ダンジョン・コアから魔王に成った時に色々と聞いたが、その1つにスキルで「下位物理攻撃無効化」ってのが有ったから試したが、体内に魔力を巡らさなくても切られなかったな。

 つまり、何処かの骸骨のギルドマスターと同じスキルとみて、間違いないみたいだな。


「おいおい。実戦に模擬剣を使うなよ」

「そんな筈は無い! はぁあああ!」


 がん……ごっ……ぎっ……がっ……


「……ば、バカな!? 喉や目玉すらだと!」

「……」


 流石に、目玉はドキドキした!

 範馬○牙さん。貴方こそ化け者だよ!


「……く」


 流石に「理屈は兎も角」って感じで、先程まで使っていた長剣を納刀して、背中の「剣」を抜いた。


 ……外見は「如何にも」な感じの「聖剣」とか「魔剣」と思えるが、性能はどうかな?


「この聖剣ディスリアなら……」


 キィン! ボトッ。


「ミスリルの長剣が!」

「オレの聖剣ディスリアの切れ味ならミスリルとて無事では済まない」


 ミスリルが切れるとは大したものだ。


「……そうだな。 能力を調べるのは後にするか」

「何を言っている……がっ……ぐばぁ……」


 とりあえず、ガゼルパ○チからの鳩尾みぞおちブローで、オッサンを眠らす。


「……アリアの方はどうかな?」


 そう思いながらオッサンの処理をしていると、アリアが簀巻きにした不機嫌野郎を引きりながら、俺の所に来た。


「シン君も終わったみたいね」

「アリアも終わってたみたいだな」


 おし! 処理終了っと。


「手に入れた情報の精査は後回しにして、とりあえずは戻ろう」

「分かったわ」


 俺も同じ様に簀巻きにして、嫌だが担いで移動すると、南正門前ではスタンピードの残留モンスターと防衛戦を繰り広げていた。


裂空刃エアブレイド三連」


 連戦最後に、俺が仕留めた三匹の獅子系モンスターはキツいだろうと先にっといた。


「最後尾の3匹もお前らの功績で良いからな」

「……分かった!」


 南正門を通る時に、リーダーのラーベルが居たから伝えた。


「……破壊されているな」

「……そうね」

「本当にスタンピードが罠だったのか?」

「尋問すれば分かるわよ」

「そうだな」


 とりあえず、領主館に向かう途中に、破壊された家屋が有ったから、資金援助をしよう。


 領主館に到着すると、拘束された10人の冒険者が居て、ユーリの回復魔法を受けている衛兵達が居た。


「……シン!」

「セラリア、どうして此処に?」

「貴方が戻って来たと報せが有ったのよ」

「そうか」

「……裏が有ったのね」

「そうみたいだな」


 最初の10人はセラリアに任せ、俺とアリアが相対した2人は、俺が直接尋問をした。

 かなり抵抗したが、数時間後にやっと吐いた。

 因みに、セラリア側が担当した10人は1時間後ぐらいに吐いたらしい。


 そして、双方の情報を照らし合わせると、何処の国にも属さない「本物」の「勇者」の集団が近辺に存在するみたいだ。

 まあ、近辺と言ってもオース○ラリア大陸とか、南アフ○カ大陸ぐらいの範囲の中の「何処か」になるがな。

 それでも「近辺」と言ったのは、ターゲットが魔王おれだからだ。

 俺の「魔王宣言」を当日に知ったとして、伝言等で、最後の「黒幕」に伝わる。

 そして、黒幕が判断してから実働隊がセビリアナに到着した時間を考えれば、範囲は広いが「近辺」と言えるからな。


 次に、奴らが背負っていた「剣」だが、オッサンと不機嫌野郎が背負っていた「剣」は「レプリカ」で、それ以外は「レプリカの模倣品」だった。

 つまり、オッサンが「聖剣ディスリア」と言っていたが、正確には「聖剣ディスリア・レプリカ」となる訳だ。


「ちょっと、聖剣系の伝承とかを調べた方が良いかもな」

「……確かにそうね」

「……シン様」

「分かっている」


 尋問で分かった通り、ターゲットは魔王おれだ。

 つまり、本命の実働隊は都市イクスリアに居る事になる。


「後の事は私に任せて、シン達も早く行きなさい」

「分かった」


 俺達は、急ぎ都市イクスリアに向かった。




厳しくも温かいメッセージを待っています!

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