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必ず、重罰を与えるんだから!

先輩の中学時代の修学旅行で、寝ているクラスメイトの顔に油性マジックで落書きしたらしいですね、相合傘を。

ただ、相手の名前は他クラスメイトの同性……

 

 周りが騒ぎ始めた。


「あの子達、大丈夫か?」

「そうだよな」

「相手は、この都市で第5位のクランでNo2のチーム『飢えた牙』だぞ!」

「あいつらに再起不能にされた冒険者チームは10を越えている」

「それ以上に暴力を受けた女の方が多いらしいぞ!」


 説明ありがとうございます!

 つまり、潰しても良い連中だな。


「オレ達『飢えた牙』にこんな事をしたんだ覚悟は出来ているな?」

「駄犬がキャンキャン吠えるな」

「……殺せ!」


 1分後には、右腕を無くし、両膝を破壊された馬鹿が4人倒れていた。


「なあ、駄犬ちゃん」

「ひぃ!」

「誰に、その貧相な牙を剥いたか分かったかな?」

「わ、分かった!」

「分かった?」

「分かりました!」

「良し。俺達の分は俺達で払うが、それ以外は全部払っておけ」

「分かりましたっ!」


 支払いを済ますと、俺達は真っ直ぐに帰ったのだが、ダンジョン出入り口で何人かが揉めていた。


「お前はもう要らねえんだよ!」

「そんな!?」

「役立たずよねぇ」

「もう必要は無いな」

「……」

「ほれ、退職金だ!」

「ボクは……」

「じゃあな!」


 まあ、途中から聞いていたが、俺みたいにダンジョンの中層でされるよりかはマシだよな。

 それと、あの退職金だと言って投げた小袋に幾ら入っているか分からないが出すだけ、まだ善意や誠意が感じられるよな。


 奴らが去った後、野次馬根性でしばらく見ていたら、先程、無言だった女剣士が帰ってきた。


「私もチーム抜けてきたわ」

「ダメだよ! リベラはAランク冒険者になるのが夢だったじゃないか!」

「……良いの。やっぱりヨークと一緒じゃないと」

「でも、ボクは一緒に頑張ってきた仲間から追放される様な奴だよ?」

「良いのよ!」

「……分かったよ。リベラ、これからは2人で頑張ろう」

「うん!」


 こうして、異世界系ラノベでよくある、序章の主人公の新たな旅立ちを思わせるシーンを、出歯亀でばがめした俺達はダンジョンへと入っていった。


 さて、ダンジョンから都市までが徒歩2時間は、元日本人としてはキツい。

 どうにかしたいと思ってダンジョン・コアの情報を探っていると、面白い情報が有った。

 それはダンジョンに、複数の出入り口を作る事が出来るというものだ。


 ……夜中になり、都市から徒歩10分の所に別口を造った。

 ついでに弱者救済が出来る様にしておく。


「シン様、何故?」

「俺は、ダンジョンに潜る冒険者達から見れば『外道』であり『卑劣』だ。

 しかし、それでも『非道』じゃない」

「はあ……」

「それに子供は嫌いじゃない」

「結局、どういう事なのじゃ?」

「冒険者にもまだ成れない小さい子供に手を差し伸べようかと思ったんだ」

「それが、弱者救済でありますか?」

「ああ。新しく造った第1階層には、浅い森林にした。この階層には、木の枝以上の武器を持っていれば5才児でも倒せるダンモンを配置して、大量の薬草が採取出来る様にしてある」

「それで~」

「ポーションは、いつでも、何処でも不足している。そして、ポーション作製には薬草が必要だ」

「……なる程。流石です、シン様! 

 素晴らしい慈悲と策略です!」 

「策略? リン、どういう事だか?」

「無力で戦えない子供に収入源を与えるのはシン様の御慈悲ですが、そこから先は策略ですよね、シン様?」

「ああ。今後、大量の薬草が冒険者ギルドに持ち込まれる。その薬草はポーション作製に用いられる。では、そのポーションは誰が買う?」

「「「「あ!」」」」

「そういう事だ」


 ……1週間後に、領主の命令で「薬草森林」は、冒険者未満専用になった。

 流石はセラリア王女殿下だ!

 俺の意図を読んだみたいだな。

 まあ、ヒントはベッドに書き置きしたりしたしな。

 因みに、淑女の寝室に侵入したのに何もしないのは失礼なので、色々と可愛い内容から下劣な内容の悪戯いたずらをした。

 例えば、寝ているセラリア王女殿下の頬に口紅で「のろま」を意味するマークを書いたり、下劣なのはコップ1杯の水をある場所にこぼしたりした。

 勿論、寝室の扉に「ドッキリでした!」という意味の書き置きは残してある。

 偵察用のダンモンを通してリアルタイムで視聴して大変楽しい時間を過ごさせて貰いました。


 ……ありがとう、セラリア王女殿下!

 後、とても眼福でした!



 セラリア王女殿下side


「まだ、私の寝室に侵入した者が見つからないの!」

「申し訳ありません」

「言い訳は必要無いわ! 必ず見つけ出しなさい!」

「「「「「はっ!」」」」」


 騎士やメイド達が去った後……


「必ず見つけ出してみせるわ。それにしても、一体誰が侵入したのかしら?

 私の寝室なんて、最も厳重にしている場所なのに……」


 セラリア王女殿下は、次第に顔を赤くしていった。


「口紅で悪戯いたずらするのはまだしも……いえ、それも良くないけど、あの水の悪戯は許せないわ!

 必ず、重罰を与えるんだから!」



 シンside


 ……と、いう訳で都市に遊びに来ている訳だが、大通りから1つ中に入ると、路地には雑多な店が並んでいたりした。

 そんな路地に居れば、起こるのがテンプレだった。


「良い女連れてんなぁ」

「ガキは、装備品と有り金置いて消えたら見逃してやる」


 その後も、色々とチンピラ5人組が言ってくるが、軽くOHAMASHI!をして、アジトの場所を聞き出すと、チンピラ5人組を慈悲で下着と靴だけ残して全て剥ぎ取り、吐かせたアジトに向かった。



厳しくも温かいメッセージを待っています!

そして、星の加点をお願いします。

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