ダンジョンマスターが!
ボーイ・ミーツ・ガール?
とりあえず、暫くはDランク冒険者を目指す事にした。
……と、その前に受付嬢から最近の情報収集しないとな。
「あら? 何か質問ですか?」
「ああ。最近、何か変わった事は?」
「そうですね……シン君達はダンジョンに潜る予定かしら?」
「勿論だ」
「それなら注意してくださいね」
「どうしてだ?」
「最近ですが、最寄りのダンジョンに、ダンジョンマスターの存在が確認されました」
「ダンジョンマスターが!」
「そうです。ダンジョンマスターが居るダンジョンは、マスターが居ないダンジョンよりも難易度が高くなります。
それは、同時にダンジョンに潜る冒険者達の死亡率が上がる事を意味します。
まあ運が良い事に、そのダンジョンは20階層までは難易度がそれ程高くないので大丈夫ですが、21階層からは難易度が一気に高くなりますから、まだ実力が無い内は行かない事をお勧めします」
「分かった」
……想定通りだな。
さて、この都市セビリアナは、王都に1番近い都市で、王都に迫る隆盛を誇っている。
その理由の1つがダンジョンだ。
まあ、俺のダンジョンな。
王都と都市セビリアナに1番近いダンジョンな為に、現役派の優秀な冒険者達が集まり易く、優秀な冒険者達が集まるという事は、ダンジョン産の魔道具や武具、そして魔石が集まり易いという事になる。
それは、冒険者以外の商人等の様々な人も集まる事を意味する。
結果、この都市に無いのは王城だけという笑い話になっていて、この都市の領主は歴代の王族が就任している。
王弟とか、第4王子とか、第5王女とかが領主として就任する。
で、何が言いたいか、だが……
「助けて、クライン!」
「セラリア殿……お嬢様!」
外見から、お忍びだと分かる服を着ている第5王女であるセラリア殿下と多分専属侍女が、良くて強引なナンパで、悪ければ人攫いに捕まったという場面に遭遇した。
無視しても良いが、セラリア王女とソフィアは仲良しだったからなぁ。
「……雷撃弾15連!」
「「「がっ……」」」
「「……え!?」」
俺は、こっそりとオリジナルの雷属性の魔法を放ち、悪漢共の両肩両膝股間を撃ち抜き無力化した。
「行くぞ」
俺は無用な厄介事を避ける為に静かに急いで、その場から離れた。
セラリア王女殿下side
「セラリア殿下、大丈夫ですか!」
「大丈夫よ、クライン」
「セラリア殿下、申し訳ありません」
「いいのよ、無事だったし」
「……それにしても一体誰が?」
「そうね。私も気になるわね」
「しかし、セラリア殿下……」
「そうなのよね。流石に名前どころか、姿や声すら分からないから探しようが無いわ。だた……」
「ただ?」
「魔法の制御と技術は素晴らしいわ」
「確かにそうですね。3人相手に同時に、しかも精密な狙いで放って複数の場所に、ですから」
「そうよ。だから、クライン分かっているわよね?」
「勿論です、セラリア王女殿下」
「この地を治める領主として、また、1人の王族として、見過ごす訳にはいかないわ!
必ず、見付けるわよ」
「畏まりました、セラリア王女殿下」
「見てなさい。必ず見つけ出して士官させてみせるわ!」
シンside
「うはゃう!」
「どうしました、シン様?」
「何か、途方も無い寒気がした」
「大丈夫だか、旦那様」
「大丈夫だ、キサラ」
「良かっただ」
「それで、予定通り薬草の採取に向かうのでありますか?」
「ああ。そこは予定通りにしよう」
ちょっと予定外の出来事が発生したが、俺達は薬草採取をする為に、南側の森へと向かった。
南側の森に到着して、1名除いて、最初は戸惑いや混乱があり、更に個人差もあり上手くいかなかったが、流石に3時間後にはリン達は間違えずに薬草採取が出来る様になった。
勿論、その1名は花樹人族の「ユーリ」で、薬草の名前と実物を確認すれば、後はベテランの領域に達していた。
お陰様で……
「こんなに採取したんですか!?」
冒険者ギルドで、拭いても落ちない手垢だらけのテンプレをやってしまった。
俺も入れて6人も居るから、大丈夫だろうと思っていたけど、それでも規格外だった。
「大銀貨8枚です」
「……どうも」
とりあえず、今日の所は帰る事にしたが、この大銀貨8枚で夕食にする事にした。
受付嬢お薦めの食堂にしたのだが、美味しく楽しい食事が終わる頃に、テンプレが発生した。
「いい女だな。こっちに来て酌しろ」
「断る」
「オレ達に逆らう気か!」
「従う理由が無いからな」
「……ヒック! 良い度胸だな」
「バーロ、早く連れて来い!」
「へい! ……消えな」
もうチョイ舌戦があるかと思っていたら、上からの命令でバーロと呼ばれた酔っぱらいは物理的な行動に移した。
「お前らが、な」
「ぎぶえばぁ……」
角度を計算して、馬鹿な尖兵に命令を下した本陣に行く様に腹パンを入れてぶっ飛ばした。
見事に尖兵は本陣にぶっ飛ばされて、本陣の酒しか置かれていないテーブルにぶつかった。
……ストライーク!
「ガキが!」
そして、周りが都合良く、相手側のプロフィールを紹介してくれた。
厳しくも温かいメッセージを待っています!
そして、星の加点をお願いします。




