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奴隷商の娘 勘違いで成り上がる  作者: 奏楽


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1-2

2年程前に遡る。


「私にはそれなりに優秀な娘がいる。そこでお前たちに教育を施す事にした。」


私達は所謂、奴隷と呼ばれる雇用形態を望む、領主に忠誠を誓ったものたちだ。


「優秀なもの3名を選出し、2年後に娘と共に生活を送らせる事とする。」


「「「はい!承知しました!領主様」」」


こうして私達は高度な教育を施される事となり現在に至る。


「にしても、優秀とは言っていたが物知りだなあの嬢ちゃんは」

「あなたはまったく…その口調は何ともならないのですか?」

「はっ俺は腕を買われただけだからな」

「公式の場での立ち居振る舞いくらいは覚えてくださいね。」

「わかってるよ!その辺の教育も受けている」


ここには一定の水準をクリアした優秀なものしか存在していない。

その点は信頼してもいいのだろう。


「とまぁ宿題が出ていたな!さっさと片付けるとするか!」

「そうですね。不毛な言い争いをしている場合ではありませんでした。」

「お嬢様に教えを乞うのではなく、教えられるようになるまで頑張りましょう!」


こうして私達3人は勉学に勤しむのでした。


翌日、私達は更なる課題を与えられます。


「にしても、今度は洗髪料か…洗えればいいという俺じゃ役に立てねーな」

「あなたには素材採取の役目があるじゃないですか?」

「うーん。これは私の担当になりそうですね。」


キズナの中途半端な前世知識に振り回されることになっている事をこの時は誰も知らない。


「とりあえず、目ぼしい花は入手してきてやったぞ」

「後は地道に試していくしかありませんね」

「匂いと泡が重要とおしゃられていました。再現が大変そうです。」


まず私達は念のため、石鹸の知識を学び直す事にする。

無機化合物とオイルがあれば出来そうですね。

それとは違い洗髪に適したものは水と油に混ざりやすいものが必要なようです。


私達の試行錯誤の日々の始まりでした。







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