誰も悪くない話~あるいは病弱な妹を持つ優秀な姉の我儘かもしれない話~
最終エピソード掲載日:2026/08/12
シャーロットは、シエル伯爵家の長女として生まれた。既に兄がいて次に生まれた女の子のシャーロットは、それはそれは愛されて可愛がられた。……妹が生まれるまでは。
両親は病弱な妹にかかりきりになり、兄は兄で次期当主になる為の勉強に忙しくシャーロットのことばかり構えない。それは当然のことだった。我儘を言ってはいけなかった。だからシャーロットは、できるだけ家族の手を煩わせないように懸命に生きた。勉強もお稽古も、妹の介抱もなんでもした。とても親切なよい姉だと、皆がシャーロットを褒めそやした。
シャーロットは愛されていなかった訳ではない。だからこそ苦しかった。けれどそれすら理解していなかった。それを、あっけらかんと見透かされるまでは。
断罪も虐待もなく、淡々と病弱な妹を持った姉が未来に向かって行くだけの話です。優秀な伯爵令嬢が他国の皇子様にかっさらわれる話でもあります。
両親は病弱な妹にかかりきりになり、兄は兄で次期当主になる為の勉強に忙しくシャーロットのことばかり構えない。それは当然のことだった。我儘を言ってはいけなかった。だからシャーロットは、できるだけ家族の手を煩わせないように懸命に生きた。勉強もお稽古も、妹の介抱もなんでもした。とても親切なよい姉だと、皆がシャーロットを褒めそやした。
シャーロットは愛されていなかった訳ではない。だからこそ苦しかった。けれどそれすら理解していなかった。それを、あっけらかんと見透かされるまでは。
断罪も虐待もなく、淡々と病弱な妹を持った姉が未来に向かって行くだけの話です。優秀な伯爵令嬢が他国の皇子様にかっさらわれる話でもあります。