[04]AIはプロットをどのくらい読めるのか
こんにんげん〜!(挨拶)
全国1億2200万人の人間のみなさま、ごきげんよう。
どうも、お人間さんです。
このエッセイも4回目となりました。
つらつら思い出しながら書いていると、文字数が爆裂して自分でもビックリします。
AIに小説を書かせるプロジェクトを進めている人間が、こんなしょうもないテキストをAIに任せずに自分で書いているんですよ。スゴくないですか?
まったく、人間は愚かですよね。ははは。
◇
さて、前回は「ChatGPTに簡単な指示を与えて、自分好みの小説を書かせることはできるのか?」という実験について書きました。
「ChatGPTは驚くほどユーザーの趣味嗜好を把握しているので、普段からよくエンタメに関する会話をしているから、お人間さんが楽しめる掌編小説をサクッと生成出来るのでは!?」
……と思っていたのですが、結果は惨敗。
ヤマなしオチなし意味なしのテキストが生成され、脳内で複数の鈴木雅之が「そうじゃない」と群舞を繰り広げました。
これが前回までのお話。
次はガチガチに作り込んだプロットをAIに渡して、小説を書かせる実験を開始します。
ここでAIに渡したプロットは、のちのち別の場所で小説の形にして発表するかもしれないので(そのときは本文は自分で全部書きます)、詳しい内容は明かせません。
概要としては以下の通りです。
・かなり独自色の強い短編小説(本文は3〜4万字を想定)
・作品世界は現実世界を基盤にしているが、超常的な現象&能力あり
・ややディープめな歴史ネタあり
・企画概要、全体のあらすじの資料:約1000字
・世界設定、キャラクター設定の資料:約3000字
・ストーリーを章立てし、各部で起きる出来事を箇条書きにした箱書き:約8000字
・ノリで書いた方が良さそうなパートは、箱書きに具体的な記述をしていない(※「戦闘」としか書いてなかったり)
本文3〜4万字に対して箱書き8000字ですから、箱書きの段階でかなり書き込んでいるのがお分かりいただけるはずです。
これを、Claude Sonnet(無料版)とChatGPT(有料版)に見せてみて、まずおおまかな感想を聞きます。
すると、ClaudeもChatGPTも「アイデア、コンセプトは良いと思う。ちゃんと書き切れば良い作品になるんじゃないかな」くらいの反応。続けて、簡単な分析もしてくれました。
ここで驚いたのは、両者ともお人間さんの想像以上に、作品の構造や狙いを理解していること。
「お人間さんがこの作品で書きたい要素はA、B、Cだけど、一番大事なのはCだね?」
「前半でこういうシーンがあるのは、後半のあのシーンと対比させて、作品のテーマを浮かび上がらせるためかな?」
「キャラAの性格付けがこうなっているのは、キャラBと対比させるためでしょう?」
と、作品のキモをビシバシ言い当てていきます。
はっきり言って、「作品の構造を分析する」という能力に限って言えば、AIははすでに人間以上だと思います。
しかも返事が返ってくるのはわずか数秒後。とんでもない速さです。
プロットの精査という作業に限って言えば、もう人間の編集者やシナリオディレクターはいらないんじゃないかな、とすら思いました。
プロットの改善すべきポイント、既存の有名作品と比較したときの独自性、本文を書き進める上での注意点、調べた方が良いことなども教えてくれます。内容もそんなにトンチンカンなことを言っているわけではなく、妥当性が高い意見に見えます。めちゃくちゃ優秀。
もちろん、AIが全て正しいことを言っているとは限りません。でも、人間の編集者やシナリオディレクターだってたまに……きどき……いや、わりと頻繁にテキトーなことを口走ります。人間は愚かですね。
というわけで、
「プロット作業に限るなら、平均的な人間よりもAIのほうが頼れそうだな」
というのが、現時点でのお人間さんの偽らざる所感です。
◇
さて、AIがよくプロットを分析出来ていることは分かりました。
続けて、「このプロットに沿って、本文を書けるか?」と聞いてみます。
ClaudeもChatGPTも、「できらぁ!」とスーパーくいしん坊みたいに元気よく返事をしてくれました。
なんだかちょっと不安な気もしますが、ヤツらを信じて書かせてみます。
書かせた結果、どうなったかは次回お話します。
では、また次回お会いしましょう〜!
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【 宣 伝 】
各種AIとの協同作業で作り上げた時代小説『筆と箸』を公開しています。
よろしければ、こちらもご覧ください。
https://ncode.syosetu.com/n1673mh/
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