悪役令嬢、妖精に会う。
オフィーリア視点
花の咲き誇る森の中。
ふわふわと光が舞う。
とても綺麗であちこちに目を奪われる。
光が近付いてきて、くるくる踊る様に周囲を飛び回る。
キラキラ、キラキラ。
降り注ぐ光の粒に体が包まれる。
光がくすくす笑う。
『おにいさんの、すきなひとー』
『そー。ろまんすぅ』
『よーせーおーさまが、ぜんぜんまよわなかったっていってたー』
『すごいー』
『ろまんすぅ』
無邪気な声があちこちから聞こえる。
「こんにちは」
『おにいさんのすきなひと、しゃべったぁ』
『こんにちはー!』
「皆は妖精さん?」
『そー』
『ぼくら、よーせー』
『おにいさんのすきなひと、びょうきなおすのー』
『やくそくなのー』
「約束なの?」
『そー』
『おにいさんのあい、ためしたのー。おにいさんかったのー』
『おにいさん、おにいさんのすきなひと、だいすきなのー』
声を掛けたのが面白いのか、次々返事が来る。
「お兄さんの好きな人って私の事?」
『そー。よーせーおーさまとしょうぶしてかったのー』
『たいせつなもの、まちがえなかったー』
『ろまんすなのー』
『あいなのー』
『ねー』
『だから、びょーきけすのー』
くるくる。
ふわふわ。
眩しいほどの輝きにギュッと目を閉じる。
再び目を開けた時、いつもの部屋で目覚めた。
世界は終わりました〜みたいなタイトルの某アニメの妖精さんが可愛くて、定期的に思い出します。
あと、一話です。




