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眷属のお仕事

少しだけ短いです

 レニーナ視点


 クリーム色の髪を弄りながら逆さまのベッドで寝ている愛しのトウヤ様を眺めていると、つい口もとが緩んでしまう。


 幽霊(レイス)は睡眠を取る必要がないので一緒に寝ている時は毎回、寝顔を眺めることにしている。


「ふへへ。トウヤ様、やっぱりカッコいいです」


 普段私は冷静を装っているが、トウヤ様のことが大好きなのには変わりない。


 これは眷属に共通して言えることで、皆トウヤ様と一緒にいられる1ヶ月を楽しみにしている。


「明日からはトウヤ様の為に色々調べなければなりませんし、忙しくなりそうですね」


 私はこれからの調査で戦う機会もあるだろうと考えトウヤ様の寝顔を見ながら自分のステータスを確認する。


―――――


 名前 レニーナ・シュエルローフ

 性別 女 レベル 485

 種族 幽霊(レイス)


 攻撃 0

 防御 0

 魔攻 2425

 魔防 4850

 素早さ 7275


 スキルポイント 640


 スキル


 物理無効化

 攻撃ゼロ

 防御ゼロ

 透過(常時)

 魔法耐性 レベル3

 状態異常無効化

 魔力消費軽減 レベル4

 魔法威力上昇 レベル3

 浮遊

 罠感知

 危険察知

 存在隠蔽

 睡眠不要

 食事不要


 魔法


 闇魔法 1級

 影魔法 2級

 重力魔法 1級

 呪詛魔法 1級

 使役魔法 1級


 吸血鬼(ヴァンパイア)上位皇族(ハイロード)の眷属No.4


 主人のステータスの2割をプラス

 主人の魔法、スキルの中でどれかひとつランダムで授かる

 主人と居場所がお互いに分かる

 主人に逆らうことが出来ない


―――――


 私の強みは物理攻撃が効かないこと。


 これは純粋な質量での攻撃が効かないだけで、魔力を纏えばその魔力分のダメージは受けるからそこまで強くないと思うかもしれないけれど、魔力を纏っていない物質はすり抜けられるということ。


 つまり、地面にほとんど無抵抗で潜れるということだ。


 当然魔力を地面に()わせることで防ぐことが出来るけど、それを長時間、それも広範囲となると、とんでもない魔力消費になる。

 レニーナに地面を使わせない様に専念したとしても、常人では5分と持たないだろう。


 故に奇襲が得意戦術となるのは必然的な話だ。


 自分の戦い方を思いだしながら私は再びトウヤ様の寝顔を朝まで眺めるのだった。



 翌日、トウヤ様が学院に行っている最中、私は街をひたすら飛び回っている。


「はぁ、めんどくさいです。早く終わらせてトウヤ様のお部屋でゆっくりして居たいですね」


 数日という期間を貰っている為、今日だけでは終わらないことは分かっているが、あくまで可能性としては今日中に終わることも考えられるので、つい独り言を溢してしまう。その可能性がゼロに限りなく近いことを承知の上で。


 前回の調査では情報収集に務めていた為、そこまでよく探していなかったのは確かなのだが、情報収集には相手の居場所も含まれていたことには変わりない。にも関わらず、こうして探し回る嵌めになっていることは多少のヒントにはなるのかもしれないが、そんなことは些細なヒントでしかない。


 そこで私はひたすら最速で虱潰しに飛び回っているのだ。



 数時間経過して、全ての建物の中や路地裏まで隈無く探したのだが、行方不明になったと思われる場所で僅かな魔力の痕跡が発見出来たことしか成果はなかった。


 不自然に途切れている魔力は気になりますけど、私では何の魔力かまでは分からないんですよね。


 トウヤ様の眷属である私達はそれぞれ違う分野のエキスパートと言えるのだが、あくまで斥候のエキスパートである私には魔力の痕跡を発見出来るだけで何も分からない。


 地下へと続く道も無さそうですし、次の被害者を囮にするのが手っ取り早いですか。


 トウヤ様のことについては丁寧に事を進めるのだが、その他のことは適当にやってしまうことはトウヤ様の眷属、全員に言えることだ。

 そして、その例に埋もれず私もその一員になっている。


 しかし、そうなると数日以内に囮が都合よく出てくるのかという問題なのですが……おや?確かあちらの女性はトウヤ様のクラスメイトで栄光の天気(グローリーウェザー)の1人であるナフルル・ティルノートでしたか。

 それに、同じく栄光の天気(グローリーウェザー)の魔王の双子の子供である、リオ・ゼオイクスとリナ・ゼオイクスも一緒ですね。


 街中隈無く探し終わった後で空中を適当に漂っていたところに偶々見掛けたのだが、その時間帯と場所に首を傾げる。


 今はお昼頃なので、通常は学院から離れている街、しかも周りには飲食店どころか人気のないところに来るということは通常ではあり得ないこと。


 栄光の天気(グローリーウェザー)なら急げば間に合うかもしれませんが、怪しいことには変わりませんね。


 余談ですが、以前トウヤ様に「お昼は食べに帰って来ないのですか?」と聞いたとき「寮に戻ってもいいけど時間がギリギリで、移動教室の場合は遅れそうなんだ」と返ってきた為より怪しく見える。


 あの双子はトウヤ様が気にかけていましたね。念のため、監視でもして見ますか。


 そう軽い気持ちで監視を始めた直後、3人は一瞬で姿を消した。


 !?今、何が起きたのでしょう?つい先ほどまで視界に捉えていたはずですが……この魔力の痕跡は行方不明になったと思われる場所と同様のものですね。


 私は3人が消えた場所へ行くと瞬く間に周囲の景色が変わった。


 これは転移魔法?それにしては魔力消費量が合わないですし……一体何が起こっているのでしょうか。


 ただ広いだけの真っ白な部屋に気を失った双子とそれを担ぐナフルルの姿、そして白衣を着た女性がいた。


「おや?侵入者とは珍しいこともあったね」


 白衣を着た女性はこちらを一瞥するとナフルルの方向へと視線を移す。


「双子は私が預かるよ。君は彼女の相手をしてあげて」

「……分かりました」


 白衣の女性はナフルルが担いでいた双子を空中へ浮かせ唯一の通路へと足を運ぶ。


 ナフルルを無視して床に潜ろうとした時、足に何かを触った感覚を覚えた。


 透過が機能していませんね。この部屋は魔力を帯びているのでしょうか?


「と、言う訳で、少しお相手願います」


 ナフルルは深紅の瞳でこちらを見据えながら片側だけに刃が付き、少し逸っている形状の武器を鞘から抜いた。


 あれは東の国にあった刀という物ですね。扱うのは難しいと聞いていたのですが、彼女、案外強いのかもしれませんね。


 ナフルルが私に向かって走り出すが、その程度の速度を私が対応出来ない訳がない。


「私を相手にするのは貴女では荷が重い様ですね?」


 即座に背後に回った私に声をかけられることで、漸く気付いたはずのナフルルの顔は()()()()()


 嫌な予感を感じて一旦ナフルルの側から距離を置く。


「フフフッ。そんなことありませんよ?私はただ足止めすればいいだけですから」


 ナフルルの左目だけが青く染まり魔力の質が変化する。


 そして、ナフルルの左目の変化を見た途端に力が抜ける感覚に陥る。


 触覚を操作する能力でしょうか。なら何も問題ないですね。


 既に手足どころか身体中の感覚がないが、それだけで動けない程、トウヤ様の眷属は弱くない。


「足止めも、その程度では成り立たないですよ?」


 闇魔法の精神気絶(マインドショック)を唱えてその場を去ろうとしたが、ナフルルに魔法がかかったと同時に私も意識を失った。

ステータスって結構めんどくさいですよね。

禁断の果実のメンバーで林檎、葡萄、いちご、桃までは確定しているのですが、他に何か案はありますか?

無ければあとは梨、さくらんぼとかにします。

因みに、これらは何か剥いたりしなくて食べられる果物限定にします。

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