第10話:予想外
マーレと胡桃が出会ってから早くも一週間が経とうとしていた。あの恐ろしい事件が嘘の様に街は相変わらず平和そのものだ。そう、平和すぎた。あんな事があったのに全く一週間前と変わらない呑気に生活を送る胡桃を見てボクは頭を抱えるしかなかった。
ボクはあの一件をきっかけに胡桃ちゃんの秘められた強力な力の存在を知った。他の聖女候補には、いいや、歴代の聖女たちでさえ絶対に超えることのできない力。だからボクは期待していたのだ。ここから始まる胡桃ちゃんの無双伝説をね!!しかし、現実は早々甘く無く、よくある物語の様に上手くはいかないものだった。いや、寧ろ段々と状況は悪くなっていくばかりだ!
そう、それは今朝の話。
朝食の時には四人の聖女候補とテアが一緒に食事を取る事が決められている。この世界へ来て一ヶ月ほどたつがもちろんあの胡桃ちゃんが律儀にその決まり事を守るわけもなく、はじめは行くのを渋っていた。しかし彼女———神崎桜花が彼女の説得を何度か行い渋々朝食の会へと参加する様になった。桜花は胡桃の言う「主人公」と言う立場らしい。胡桃の知っている物語はどうやら彼女を中心に廻っているみたいだ。今のところそんなふうには見えない。今朝も桜花に連れられて胡桃は眠たげに欠伸をしながら朝食の会の席へとついた。
そこでボクはとんでもない事実を知ってしまったのだ。
「生徒会への推薦状?!」
ボクは思わず声を上げる。
なんと胡桃以外の聖女候補の少女達は昨日生徒会室へと直々の呼び出されて生徒会への入会を勧誘されたというのだ。生徒会に入会すれば学園内の権力を手にする事ができる。学園の様々な行事の立案、管理や問題、環境改善は生徒会が全て取り仕切る。恐らく教員よりも権力があるだろう。誰もが憧れ、誰もが崇拝する希望の象徴。きっと生徒会に入る事ができたら聖女としての支持率も上がるだろう。聖女になるには人望確保も必要だ。
それなのに…!まさか胡桃ちゃんだけ推薦から除外されるなんて!!
この前までの「胡桃最強無双伝説、始まるかも…。」という期待がボロボロに崩れていく。ボクの淡い期待を返してくれ!
「おいおいまさか、お前の相棒は推薦状は貰えなかったのか?」
嘲笑う様にボクと胡桃を見る彼は、夏を司る妖精アエスタス。狸の様な見た目をした彼は希の補佐をする妖精だ。ボクはアエスタスの言葉に苦い声を漏らすしかなかった。
「はぁー!?何でウチには話が来てないの!?意味わかんないんですけど!?」
胡桃は希達を見る。希はこちらを見られてもと言わんばかりに呆れた顔をした。
「来栖さんの普段の行いのせいでしょ。嫌がるノスク君を追いかけ回したり、授業はサボったり、2年の校舎に侵入しようとしたり、逆に何で自分も推薦状が貰えると思ったのか不思議だよ。」
希の言葉は正論でボクは胡桃ちゃんへの助け舟も出せない。なんて屈辱だ…!皆までこんな辱めを受けるなんて!あぁ、アエスタスのニヤついた視線がウザすぎる…!
いつまでもブー垂れる胡桃にテアまでまるで子供を叱る様に「これに懲りたらしっかり放課後の訓練に参加する事。」と声をかけた。胡桃の隣に座る桜花も胡桃の事を心配そうにしているが希に助けようとしなくていいと言われてしまった。
そんなやりとりを見て胡桃は気怠げにまた爆弾を投下した。
「あーあ、せっかくイケメン達と交流する機会だったのに。ま、生徒会の仕事って面倒そうだったからイイけど。」
その言葉を聞いて希の怒りに火がついたのか大きな音を立てて立ち上がると胡桃の胸ぐらを掴んだ。眉間に皺を寄せて目を開いて胡桃を睨む。怒りで息を荒げる希を見て桜花とテアが立ち上がって止めに入った。詩乃は相変わらず冷静に紅茶を啜っていた。やがて希は静かな声で、それでも低いトーンの声で口を開いた。
「もうすぐ禍の時が来る。どんな悲劇が起こるのかアンタなら分かってるでしょ。私達は人々を、皆んなを守る使命があるの。私達にしかできない、いつまでもお遊び気分でいないで!此処はアンタの知る『物語』の世界じゃないんだよ!」
静まり返る部屋。希の言葉に共感する所があったのか止めに入ろうとしていたテアも黙って下を向く。テアはこの世界が胡桃の世界ではゲームの物語だった事を知らない。それでも胡桃の軽率な態度に少し頭を悩ませていたのかもしれない。
「…ふっくく。」
威厳のあった希の言葉の圧倒されたかと思った胡桃だが、暫く間を開けると突然笑い出す。おかしく思った希は顔を顰めるがそんな希を見上げる胡桃。それはまるでバカにする様な、まるで主人公を陥れんとする悪女の様なニマリと笑う胡桃の表情がそこにはあった。
「ねぇ、まるで自分はもうこの世界をしっかりと『現実』だって割り切れた様な言い方じゃなぁい。」
胡桃は笑いながらそう言うと自身の胸ぐらを掴む希の腕を突然ガシリと掴むものだから、希は突然のことで驚いてビクリと体を震わせた。
胡桃は相変わらず魔女の様に笑いながら言葉を続けた。
「これから起こる禍の時の惨劇。のぞみんはさぁ、本当に自分が惨劇から皆んなを守れる存在だと思ってンの?」
胡桃は少しずつ両手に力を入れていき自身の胸ぐらを掴むそれを剥がしていく。希は何が起こっているのか分からず痛みに顔を歪め、バッと胸ぐらから手を離して身を引き困惑する。周りもまさか胡桃が強力な握力で希の腕を掴んでいるなんて思っていないだろう。ただ掴んでいるだけで希が自ら胸ぐらから手を離したと思っている。当然だ。希よりも胡桃の方が体が小さいのだから。
「あ、当たり前でしょ!そのために私は、私達はこの世界に来たの!」
「ふぅん。ま、せいぜい頑張ってね。生徒会の仕事に怖気付いて逃げ出さない様に。」
「私は逃げ出さない!みんなは私が救う!」
一瞬胡桃の握力に圧倒され希だが胡桃の言葉が癇に障り再び掴みかかろうとしたところで凛とした静止の声が響き渡った。
「もうやめて下さい!」
胡桃と希の間に入り込んだのは桜花だった。桜花は怒りで我を忘れる希に訴えかける様に強い眼差しを向けた。
「希さんの言う通り、私達は人々を守るためこの世界にやってきました。でも、今仲間同士で争いあって居ては守るものも守れません!」
「…桜花は優しいからその子の事も守ろうとするけど、でもね、誰かが言わなきゃいけないんだよ!」
「それなら!誰かが此処で止めに入らなければ永遠にこの争いは終わりません!だから私は何度でも止めます!どんな理由があっても!」
暫く桜花が希を止めると落ち着きを取り戻したのか希の乱れた呼吸は落ち着きを取り戻した。それから深呼吸を数回すると桜花を見つめ直した。
「そうだね、今は争っていても意味ない。桜花の言う通りだ。」
ホッとして笑う桜花。そんな姿を胡桃はジィッと見つめていた。やがてその視線に気が付いたのか桜花は胡桃を見て笑った。
♢♢♢
「えぇー!クラスランク降格?!」
響き渡るのはボクの声。目の前の困った顔をするセイド。教会でも学校でも、ボクは驚かされっぱなしだ。勿論悪い方で。
放課後、担任で攻略対象の一人のセイドに呼び出された胡桃。セイドとの交流を深めるきっかけが舞い込んできたと喜んでいた矢先のことだった。そのまま着いていきたどり着いたのが職員室。職員室の奥の小部屋へと入り、長机を挟んでソファーに座るとセイドからとんでもない事実を知らされてしまったのだ。何と胡桃の現在の成績はSクラスの中でも下の方。このまま現在の状態のままでいるとクラスランクを降格されてしまうそうだ…!
「まだ確定ではないけどね。でも今度の大きな中間テスト。筆記と実技の両方とも平均以上を取らなければ確実に降格されてしまうから、今日はそれを伝えたかったんだ。」
「え〜、それってそれってぇ、担任のセイド先生も協力してくれる感じですかぁ?」
胡桃は少し困った顔をして上目遣いであざとくセイドを見る。セイドはタレ目を柔らかく緩ませて笑みを浮かべ、「あぁ、当然だよ。」と言った。
そんなセイドを見て胡桃は嬉しそうにクネクネと身体をくねらせていた。
そんな時だ。
扉を軽くノックする音。ボクたちがそちらを向けばそこには控えめに中に入ってきた希と詩乃の姿があった。どうやらテアに今日こそは胡桃を放課後の魔法訓練に参加させるべくこの2人を寄越したらしい。
「セイド先生、お話中なのにすみません。」
希がセイドにそう伝える。セイドは「ちょうど話しも終わる所だったから大丈夫。」と穏やかに笑うとその笑顔を見た希も詩乃も頬を赤らめた。流石は攻略対象。
そうして胡桃は半ば連行されるような形で大聖堂へと向かったのだ。
♢♢♢
聖職者たちが歓声をあげる。大聖堂の奥の道をぬけてから低級妖精の住む森に入る。そこには既に先に帰っていた桜花が魔力のコントロールを行う為の特訓を行っており、そして今それを成功させたのだ。桜花の手には美しく輝く鉱石の花。特訓の内容は鉱石に魔力を流し込みコントロール、鉱石をイメージした物の形に削る、という内容だ。中でも花はとても繊細でかなり難易度の高い技術だった。
「すごいよ桜花!遂にやり遂げたんだね!」
歓声に包まれる中希はまるで自分のことの様に喜び桜花の手を取った。その後を詩乃がゆっくりと希の後に着いていき「流石は桜花ね。」と感心を示す。そんな二人の反応を見て桜花も嬉しそうに微笑み返していた。そして桜花は先に帰宅してしまったことに謝罪をすると二人は当然のことの様に首を横に振った。
「桜花はテアさんに呼ばれてたもんね!仕方ない仕方ない!あ~、私も頑張らなきゃな。」
「あら、希もかなり順調だったじゃない。センスいいと思うわよ?」
「ええ!詩乃は器用だからそう言ってもらえると自信つくなぁ。」
希と詩乃が楽しそうに会話そしているのを隣で桜花が笑って聞いていた。この調子で世界を救おうと指揮を上げている。あの空間に本来なら胡桃ちゃんも居るはずなんだがなぁ。そう思いながら胡桃を見れば彼女らのやりとりを見て何故か舌を突き出しジトリとした目をして「おえぇ。」と嘔吐の真似事をしていた。聖女候補あるまじき行動だ。何やってんだ君は。なんて呑気に見ていたら突然踵を返して来た道を静かに戻って行こうとする胡桃。ん?おいおいおい、どこに行こうと言うんだね君は。しかし今回ばかりはそう簡単に胡桃はおサボりは出来ない。ボクが声をかける前に扉の前のある者の存在に気づくと胡桃は青い顔をして立ち止まった。テアが居たのだ。鬼の顔をした彼女は胡桃を逃すまいと仁王立ちでボク達の前に立ち塞がる…!彼女の身長はそんなに高くないはずなのに何だか超えられない壁の様にとてつも無く巨大な存在に感じる…!!逃げようとする胡桃の首根っこをまるで子ウサギの様に掴んで「今回ばかりは逃さないわよ。」と笑った。
「ヤダヤダ~!遊びたい!探検したい!イケメン探ししたいぃー!!」
「暴れてもダメなものはダメ!この世界に来て願ごと叶えてもらったんだからしっかり使命を果たしなさい!…もう、そんなんだからsクラスでドベになっちゃうのよ?」
その言葉で胡桃は暴れるのをピタリとやめる。ギギギ、とまるでブリキのおもちゃの様にテアの方を向く。胡桃の顔にはデカデカとどうしてそれを知っているの?!と書いてあった。その思いが伝わったのか、懐からテアは一つの封筒を取り出す。立派な学園の校章が印刷されたそれを反転させるテア。見るとそこのはセイド・フローレンスと書かれていたのだ。なんとテアの元にセイドからのお達し通知が届いていたのだ。
にっこりと笑うテア。胡桃はもう逃がしては貰えないと悟ったのかブラリと大人しくなりげっそりした顔つきをして空中を睨んだ。
そんな時だった。
突然一人の神父が慌てた様子で扉を開けた。目を見開いて半開きの口からは息つかいの音が聞こえてくる。神父はテアを見つけると相変わらず慌てた様子で駆け寄ってきた。テアもその様子の少し驚きつつも落ち着く様に言ってから何があったのか問立てた。
「シスター・テア!イポメアニル家の方がテア様と至急面会がしたいとと言うことでお越しになられました…!」
「い、イポメアニル家の人間が?!」
話を聞いて神父の慌てようを理解したテアは驚いて声を上げる。その声が聞こえたのか聖職者達もざわつき始めた。無理もない。イポメアニル家はかつてこの国を建国した五大賢者一族の一つなのだ。そんな人物がわざわざ直々に面会を申し出てくるなんて滅多にない大事なのだから。中でもイポメアニル家はキレ者が多く思慮深い一族だ。下手をすれば気がつけば周りを掘り固められていて容赦のない仕打ちを受ける。一番大人しそうに見えて敵に回すとかなり厄介な一族である。そんな連中がわざわざ乗り込んできたのだ。
「詩乃、イポメアニル家って…。」
「…えぇ。」
同じく動揺する詩乃と希は動揺の中にどことなく期待が含まれている様な顔をしていた。
「突然ね…、分かったわ。いつまでも動揺してはいられない。皆んな、申し訳ないのだけれど今日は実習をしていて頂戴。胡桃ちゃ~ん、逃げちゃダメよぉ~?私が戻ってくるまでに遅れた分の基礎知識をしっかりと叩きこんでおいてね?」
まるで胡桃の行動を見透かした様に釘を刺すテア。胡桃はぎこちない笑顔で「と、当然っしょ~。」と斜め上を見た。あー、これは隙を見て逃げ出そうとするこんたんだな。まったく。
「あの、シスター・テア。そ、それが、クルミクルス様も一緒に面会ををしたいとの事で仰っておりまして…。」
困惑そうに、言いづらそうにそう告げる神父の言葉にテアは悲鳴の様な声を上げて胡桃を見る。これは胡桃ちゃんが何かやらかしたと思っている顔だな。心配そうにしている。しかしボクも胡桃ちゃんもその事を聞いてこの突然の出来事に納得してしまった。納得した途端周りの慌てようが何だが少しおかしくなってきた。
「ふふ、きっとセバスさんとマーレ君だね。」
ボクは小声で胡桃ちゃんにだけ聴こえる様にそう言う。胡桃ちゃんは頷いて満面な笑みで笑った。嬉しそうだぁ。取り敢えずボク達は訳のわかっていないテアと共にその場を後にした。
希と詩乃がどうしてあの子が…、とヒソヒソと話していた。
♢♢♢
「プププ、ヒムヒム見た?のぞみんとしののんのあの顔。何でアンタがって顔してたよ。絶対にクラース様と会うと思ってるよねぇ、アレは。」
大聖堂の正面玄関に続く廊下を胡桃はスキップする。悪女みたいに笑う彼女をボクは呆れた様にため息をついた。
「はぁー、ほんっと、『皆んなを守る使命があるの!』だとか偉そうに言っときながらさぁ、やっぱり攻略対象のことバッチリ気になっちゃってるもんねぇ。学校での顔も見た??私がセイド先生とラブラブお話してる時にめっちゃこっち睨んできたよ。そのくせ自分がセイド先生と話すと満更でもない感じでさぁー。自分も本当はチヤホヤされたいんでしょ?って感じ。その気も無いくせに綺麗事ばっかりぬかしとんなってぇの」
「彼女らの言葉を敢えて代弁しよう。君が言うな。」
「ププ~、まぁ精々その綺麗な信念貫いて真面目に無意味な特訓とやらをすればいいんじゃあ~ん?その間私はマレたんと、恐らくマレたんが持ってきてくれるであろう高級お菓子を摘みながらハッピートークをくり広げてるからさ。オーホホホホ♡」
「聖女候補とは到底思えぬセリフ…!まるでテンプレ悪女の様だ!」
コロコロ表情を変えて呑気に話す胡桃。この先ボクは不安でしか無いよ!
「ま、確かに今のあの子達からしたら私は唯の悪女でしか無いかもねぇ。さぁ~、マレたんマレたんっと!」
長い廊下はやっと終わりを迎え、大聖堂へと続く扉へと辿り着く。胡桃は扉の前のでスキップをピタリと止めると両手で豪快に大扉を開けた。広い大聖堂に大きな扉の開く音が響く。それなのに大聖堂に居る聖職者達やお祈りへ来た国民はそんな事全く気にも止めずに大聖堂の入り口へと釘付けになっていた。人々の間を抜けてゆっくり歩いて行く胡桃の後をボクはキョロキョロしながら着いていった。沢山の国民。ある者はまるで憧れの存在を見る様に、ある者は頬を染めてうっとりする様に、そしてある者はその存在感に圧倒されるかの様にそれぞれコソコソと話をしながらある一点を見つめていた。その時点でボクの中で疑問が生まれた。あれ?マーレ君って失礼ながら『魔眼の忌子』って一部の人々から忌避されていた気が…。そこまで考えていると体に突然訪れる衝撃でボクの思考は真っ白になる。一瞬何が起こったのか分からなかったがどうやらボクがよそ見をしている間に胡桃ちゃんが歩みを止めてボクはその背中に思いっきりぶつかってしまったみたいだ。一言文句でも言われるかと思いボクは痛みに顔を引き攣らせながら胡桃を見上げると何とも予想外な表情をする胡桃がいてボクは驚く。そんな胡桃もポカンと有り得ないモノを見るかの様な表情である一点を見つめていたのだ。
「何で。」
胡桃がポソリと呟く。
胡桃の視線の先。一足先にその人物と話していたテアはこちらに気がつくと「やっと来た。」と腰に手を当てその人物に謝罪をした。ボクの視線もその人物へと向かう。マーレの濡羽色の髪の毛とは正反対な白銀の様なプラチナブロンド、マーレのまるで子犬の様な丸い目では無く少しキリっとした目元、その柔らかい笑みはまるで天使の様で浮世絵離れした儚さと美しさを兼ね備えていたが、マーレの様な無邪気さは無くてその存在感を示す少しの貫禄があった。これがみんなの視線を束ねた者の正体だった。
「クルミクルス様、はじめまして。クラース・イポメアニルと申します。」
そう会釈する彼はマーレとは似ても似つかない彼の双子の兄で攻略対象の一人——————クラース・イポメアニルがそこに居た。
【神崎 桜花】
ゲーム『マジカアストロム』の主人公。聖女候補の中でも最も聖女に近い人物と言われている。たまにドジな一面を見せるが真っ直ぐで真面目。




