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拝啓 転職しました(6)

「ど、どうした? 急に?」


「すいませんが、一体何がどうなっているのか。ニャオニャオ会話をされると全く内容がわかりません」


「そ、そうだったか」


レイラにはニャオニャオ聞こえているのか。俺はもちろんのように日本語を話しているつもりなのだけど…神さまのおかげなのだろう。こんなところで‘、神さまのご加護が受けられるとは、ありがたいな。

しかしこうなると、シュリはいい買い物だったかもしれない。他の人とはコミュニケーションが取れないが、俺ならいくらでもコミュニケーションを取れる。

この方法で、もう何人か買えないだろうか?


「シュリは勉強が嫌いらしい。狩りもやっていたそうだからハンターの仕事も手伝ってもらえそうだ」


「そうでしたか。では私が魔法使いとして後衛と購入していただければ回復も担当できますので、とりあえずはこれで生活の目処がたちましたね」


「あぁ、たまたま話せてよかったな。 それじゃあまずは服と生活道具買いに行こうか?」


「はい。行きましょう」


「シュリも、買い物に行くぞ」


「はいにゃ」



道中二人の通訳みたいな形で、お互いに自己紹介をさせながら道具屋に向かった。


◆ ◇ ◆ ◇


「先に道具屋がありますので、そちらから寄りましょう。ご主人様は収納袋はお持ちですか?」


「あぁっと、この財布だけだな」


「それでしたら、荷物用と狩り用のものを購入した方がいいでしょうが…かなり高いと聞いていますので…」


購入できるか、心配ということだろう。

「高いとは聞いているが、まずは見てみよう。生活用品も買わないといけないしな」


現在の手持ちは金貨20枚ほどとカードに10枚だな。生活用に金貨10枚はあった方がいいから、この20枚で何とか買い揃えないといけない。

とりあえず行ってみよう。


「いらっさいませ」

すこしなまった感じの声が聞こえた。

「何かおさがしですかい?」

「いろいろ見せてもらいたいんだが、まずは収納袋はあるか?」


「ハンターさんですね。こちらにどうぞ」


そういって、奥の方に案内された。


「こちらが収納袋です。お探しなのはどれくらいのサイズですか?」


「道具を入れるようと狩りで使えるものが欲しい。オークが数体入るくらいがいいのだが、 高いのか?」


「うちは安く扱っていますよ。 こちらの収納袋はいかがでしょうか?オークが20体は入ると思いますよ」


思う。か、まぁ入れて確かめたことはないからわからないと行った感じだろうか?


「これでいくらなんだ?」


「こちらですと、金貨150枚です」


「ひゃ?ひゃくごじゅ?」


高いとは聞いていたが、桁が違わないか?シュリよりも高いぞ??


「はい。こちらの品は、革も丈夫に作られていますからね。小さく折りたためますし、オススメですよ」


「そ、そうなのか。。。。。」


「はい」商人は満面の笑みだ。


オークの買取が金貨3枚くらいだとして、50体分かぁ。元を取る頃には、潰れるんじゃないか?そう言えば、魔法陣の部分が壊れると出てくるんだったか?

その金貨分を回収する前に壊れたら、赤字だな。


「ハンターの皆さんは、だいたいこちらくらいのサイズをお使いですからね。変に小さいものを買ってから更新するよりは最初に大きいものを買っておいた方がいいですよ」


「は、はぁ」と口では言っておくが、それは間違いだ。イニシャルコストをかけすぎると失敗した時のリスクがその分大きくなるからだ。

借金でもしてれば最悪だな。こちらの世界では無借金の人生を送るのだ。

とは言っても、ほかに何か手を考えないといけないなぁ。

工夫。お金がないのなら工夫をしなければいけない。

何か、何かなかったか?????


「あっ!!!」


「はい??どうかいたしましたか?」


「少し用事を思い出した。 パーティメンバーとも相談したいから、購入は検討しておく」


「そうですか、人気の商品ですので、取り置きはしておきますか?」


「いや、取り置きは必要ない」


「では、他に…」「すまない。急用を思い出したのだ。悪いが失礼させていただく」


そう言って足早に店を出た。


「ご主人様、すいませんでした。やはりお気を悪くさせてしまいましたか?」


「いや、そうじゃない。商人に知り合いがいたことを思い出したのだ」


「そうなのですか?それは初耳です」


「言ってなかったか?ここにくる時に同行した商人がいたのだが、ヴァイラル商会って知ってるか?」


「あ、は、はい。知っていますね」


「そうか。有名なのか?」


「いえ、そういうわけではないのですが…」

そう言ってレイラは指をさした。

「あの店ですよね」


振り向くとそこにはヴァイラル商会があった。





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