拝啓 転職しました(5)
「まずは生活に必要なものを買い集めよう。二人とも… まぁ俺もだがあまりにも何も持っていないしな。レイラは何か欲しいものあるか?」
「そうですね。衣類を少しいただけると、あとはもしハンターのお仕事を手伝うようであれば戦闘用のアイテムをいただきたいです」
「そうだな! 服屋とかあるのか?」
「ええ。そうですね。 商店が並ぶ方にいくつかあった気がします。道具屋もそちらにありますし、魔道具を扱っているお店もそちらにあると思います」
「じゃあそっち行ってみよう! シュリも何か欲しいものがあったら身振り手振りでいいからいうんだぞ」
!!!!!!!
二人が急に俺の顔をみた。
「ん? どうしたんだ?」
「あ、いえ、 急に獣人語ですか? を話されたのでおどろきました」
………俺が喋ったのか?
「にぁ、にぁご主人様。 ご主人様は俺らの言葉が喋れるのかにゃ?」
「あ、あぁ、喋れるし、伝わっているぞ?」
「それにゃら、先にそういって欲しかったにゃ。ご主人様これからよろしくたのむにゃ」
そういってシュリはお辞儀をした。
「名前もつけてもらって感謝してるにゃ」
「シュリ、お前話せないんじゃなかったのか?」
「それは…わたしは勉強が嫌いなのにゃ。最初は少し頑張ろうと思ったけど…やっぱり嫌なものは嫌なのにゃ」
「じゃあ勉強がしたくなかったから、病気のふりをしていたのか?」
「人聞きが悪いにゃ!わたしは元気にしていたにゃ。みんなが勝手にそう思っただけにゃ」
いや、それはどうなんだと思ったが、言っても仕方ないか。
「まぁこうやって話せて嬉しいよ。これからよろしく頼むな」
「こちらこそご主人様の期待に応えられるように頑張りますにゃ」
「それで今から買い物に行くんだが、と言うか俺はハンターで生計をたてていこうと考えてるが…シュリは戦闘も可能か?」
「はいにゃ!村では狩りもしていたにゃ」
「そうかそれなら、俺と二人で前衛を頼む。武器は何を使えるんだ?」
「村では短剣を使っていましたにゃ。ちょうどご主人が持っているのと同じくらいのにゃ」
短剣か。 双剣と短剣と魔法使いといった、バランスの悪いパーティだな。それなら片手剣か、いっそのこと双剣の方が教えたりしやすいんじゃないだろうか?
「わかった。 武器屋に行ってから相談してみよう。あとは…しばらくは宿暮らしになるが、なにか欲しいものはあるか?」
「着替えが欲しいですにゃ。この服以外は持っていないですなにゃ。ちなみに防具は…買ってもらえるのかにゃ?」
「あぁ、もちろん買うぞ? 死なれてしまっては困るからにゃ?」しまったにゃが写った。
「それなら装備もお願いしますにゃ」
おっほんっっっ!!!! ?
ほっておかれたレイラが急に話しかけてきた。




