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拝啓 転職しました(4)

部屋を出た後は、一階の応接間に案内された。


早速と言わんばかりに、先ほどのこの店で一番高い奴隷がお茶を入れてくれた。

サービスなのか嫌がらせなのか?と思ったらレイラのことをちらっと見ていたので、エルフ同士気になった感じだと何となく察した。


お茶を入れてくれた高額エルフさんにお礼を言うと、丁寧にお辞儀をして部屋を出ていった。


「知り合いか?」レイラに聞いてみた。


「いえ、だいぶ年上には見えましたが...私エルフに知り合いはいませんからね」


「それもそうか。じゃあなにか通じ合うものとかあったりするのか?」


「そうですね...お互いに似たような境遇でしょうから、少しお話してみたい気もしますが、取り留め特にはといった感じです」


まぁ人間同士と同じ感じか。


「すまないな。変なことを聞いた。ちなみにもう一つ、これは謝らなければならないのだが・・・一人奴隷を買うことにした!」


「やはりですか? ここに案内されたので察してはおりました・・・もぉ早速浮気ですか?」


「ごめんなさい。。。」


「謝っていただければ、いいです。 ご主人様、頭をあげてください」


その言葉と同時にフェルミが部屋に入ってきた。


「お待たせしました。 購入いただいた奴隷は現在支度を整えておりますので、終わり次第こちらにくるでしょう。それまでに登録と支払いを済ませましょう。まずは登録ですが、ギルドカードに奴隷を登録する方法と先ほどのカードを作る方法がございます。他にも、首輪や刻印を打つ方法もありますがいかがいたしますか?」


「通常は皆どうするのが普通なんだ?」


「基本ハンターの方は、ギルドカードに登録しますね」


「それであれば、ギルドカードでいい」


そういってギルドカードを取り出し、フェルミに渡した。


フェルミは受け取ると、例の魔法陣の書かれたお盆のようなものの上にカードを置き手をかざすと円柱上に光りだす。

目を閉じて、なにやらブツブツと唱えると


「それでは名前を登録いたしますが、そちらは...」


「レイラだ。 あの子は名前はあるのか?」


「えぇ、ございます。変えることも可能ですが」


「そうかぁ、それなら...」


子猫ちゃん...猫ちゃん...猫といえば、タマ? まぁそれはないな。タマコ! いや、やはりタマからは離れよう。しかもあれ雄猫の名前じゃなかったか?


「シュリ。 シュリにしてくれ」


「シュリですね。いい名前ですね。それでは登録します」


そういうと、また何やら唱え、終わると光が消えた。


「登録が終わりました。カードを確認ください」


アラタ

Eランク

金貨10枚

奴隷 レイラ シュリ


ほう。奴隷が追加されている。さすがインテリジェントだ!


「うむ。確かに間違いない。 あと少し奴隷のことを聞いておいてもいいか? 世話の仕方とか...世話のされ方とか...」


「そうですな。それでは、


奴隷とは言っても、何でも好き放題していいというわけではありません。特にカラダを許していないものにそういった行為は当然できませんな。最低限の暮らしを提供する義務も課せられます。衣食住といえばわかりますかな? ちなみに奴隷が稼いだ収入は基本持ち主に帰属されます。ハンターに重宝されるのはそういったところですかな。

あと主人が死んだ場合は、奴隷も殺します。これは奴隷から襲撃をなくすためですな。ただし主人が認めれば死後開放することも可能ですが...滅多にいませんな。


ざっとこんな感じですが、なにかございますか」


「いえ、それだけ聞ければ十分です」

できればもう少し詳しく聞きたいが、俺は日本人だ。あと面倒なことは嫌いなのだ。携帯の説明書だって読んだことないからな!


「そうですか。 しかし遅いですな? もう来てもおかしくないだろう・・・」


「来たようです」レイラがそういうとノックが聞こえた。


「入れ!」


「遅くなりました、支度に手間取りました」案内してくれた執事がシュリをつれてきた。


「・・・・」シュリは話さない。 持ち物に革の袋を持っている。


「こちらがお前の主人だ。ちなみに今日からお前はシュリだ」


「アラタです。よろしくお願い致します」


そういって頭を下げるとシュリも深々と頭を下げた。




あいさつを交わした俺たちは、 奴隷商人 フェルミの館をあとにした。




商会名を変更しました。

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