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村へ街へ(4)

夕食後、ウイングさんたちが泊まる部屋に集まり打ち合わせを始めた。


ちなみにエブリンは朝早かったから寝ると言って、俺たちが泊まる部屋に戻っていった。


コンコンコン。3回ノックする。確か3回が礼儀正しい奴だ!2回ノックはトイレノックと新入社員の時に教わったけどこの世界でもつうじるのかな?


「む、アラタか。部屋を入る前にノックをするとは、意外といいとこのでなのか? まぁ入ってくれ!」


そして部屋の中に案内された。


部屋にはミミロルもいる。

「ミミロルもおんなじ部屋なんですね」


「部屋数の削減のためだろうが、だいたい俺たちは同じ部屋で寝ているぞ?

危なくない? とか今おもったろう? 女性が複数いればいいが一人の方が狙われて危ないからな。まぁ男も一人は何かと危ない宿もあるから覚えておくといい。」


「そうなんですね。たしかに知っている人がいる方が安全ですね」


「うん。素直でよろしい!! それでは打ち合わせを始めるから、みんな近くに集まってくれ!!」


一番隅のベットで横になっていたミミロルと反対の隅で武器を磨いていたカイとコウが集まる。


「それでは、アラタくんの戦闘を応援するときのための会議を始める。まずはフォーメンションの確認だが……その前にアラタくんの実力について確認をしておこう。武器は持ってきてくれたかい?」


「はい、持ってきました。 使っているのはこの双剣です」あえて名前のことは伏せておいた。なぜならちょっと恥ずい。

いきなり武器に名前つけてまーすとか大の大人が言えんでしょうが。


「双剣か。あんまり使っている人は見たことがないな」


「そうなんですか?」 ウイングさんもマジマジと見ているが、カイとコウの距離が近い。きっとカニを倒したことを知ったことでに武器に秘密があるんじゃないかと思っているのだろう。


「基本的に、対敵した時に距離があるほうが有利だろう? 知らない魔物相手に懐に入る勇気があるやつは無いからな」


「あぁ、確かに」 結局短剣だから至近距離じゃ無いと攻撃にならないもんな。何か遠距離の獲物も持っておいたほうがいいだろうか?


「まぁ、アラタくんは『魔装』と『武装』まで使えるんだったかな?」


「まそうとぶそう?ですか?」


「そうだ。身体に魔力を纏うのが魔装、武器にまで魔力を纏うのが武装さ」


「そうなんですね! ちなみに、こうカラダの一部に魔力を集めるのはなんて言うんですか?」


「それなんだが、決まった呼び方はないが、魔力を集中する部位や使い方で色々な呼び方がある。とは言っても使える人は少ないんだがな?」


「え? そうなんですか? 」でもエブリンからは基本だって聞いたような気がするが…


「あぁ 、ちなみに俺たちは誰も使えない。俺も似たようなことができそうだが、魔力の消費も大きいし、良い武器を使えば、そこまでできなくてもなんとか戦えるからな」


「「俺たちも使えない」」カイとコウがしゃべった?そしてハモった?

「「もし良ければコツを聞きたい」」


「コツ?ですか??」

コツと言われても困るな…どうやって使えるようになったんだっけ?

ここは適当に言っておくか!!経験を混じえて。


「木を切るのです。木こりになって、武装をした状態のまま枝を絶え間なく落としていくと身につきます」

うん。嘘ではないはず。案外つかえるようになるかも知れん。


「「木。ですね!わかりました。早速明日の夜から訓練を始めてみます」」


「うむ!! 精進したまえ」


横で見ていたウイングさんが笑っている。


「こいつらは強さに憧れを持っていてな。迷惑でなかったら訓練でもしてやってくれ。

しかしそうなると、そのまま前衛をお願いしても大丈夫そうだし、簡単なフォーメーションだけ決めておいてあとはチーム戦略やパーティでのマナーなんかを教えてあげよう」



こうして、ギブアンドテイク?の情報交換会は進んでいった。

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