表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/53

木こり生活 ⑵

エブリンに木こりの生活を教えてもらい。

魔力のまとい方を教えてもらう。

だんだんと魔力が纏えるようになったアラタは、神さまからもらった双剣に『麟鳳りんぽ亀龍きりゅう』と名付けた。

木こり生活も早いもので2ヶ月が経過した。


今、目の前には、ボアテングがいる。



そっと近く。



何回か試してわかったことだが、奴らは魔力を察知する。

だからこちらの魔力を隠し近づく。隠すと言っても、こうなんというか息を止めるような感じでだ。




近づいてからは、一気に飛び出す。 すると奴らは逃げずに戦いを挑んでくる。逃げれないとわかっているのだろうか?舐められているのかもしれない。




ここで出番を待っていたのが、双剣『麟鳳りんぽ亀龍きりゅう』である。

麟鳳亀龍は、麒麟、鳳凰、亀、龍の文字を使っていることは、字を見ればわかるか。

大それた名前をつけたと思っているが、名前をつけてからは凄く調子?機嫌がいいにか?よく切れる。まるで生きているように活き活きとしている。…名前をつけてよかったな。



しかしボアテングは戦闘中でも躊躇なく逃げるので、素早く仕留める必要がある。


急所は二箇所。頭か心臓である。あとは首だが、これは浅いと逃げられる可能性もある。


心臓は深すぎて、届くかわからないし、下からか骨の間から刺す必要がある。


となると狙うは一点。






ボアテングは、こちらに気づいて向かってくる模様。


奴の荒い鼻息が伝わってくる。こちらに一直線で向かってくる。


俺は、止まり両手に構えた『麟鳳りんぽ亀龍きりゅう』に魔力を通す。





体当たりをしてくるボアテング。



これに対し、まずは鼻を左手の麟鳳りんぽでいなしながら、回転し初撃をやり過ごす。


ここでボアテング最大の弱点、ブレーキとこちらへの転換が待っている。



こちらは先ほどの、回転を利用して飛び出す。


ボアテングが振り返る。



ここの一瞬を狙い、一気に右手の亀龍きりゅうを突き出す。





狙いは『眼』。





振り返ったボアテングの右眼に深く突き刺した。



反撃の恐れがあるので素早く抜き、距離を取る。


2、3歩、動いた後、ボアテングが倒れる。


うまく致命傷まで与えられてようだ。




「ふ〜、うまく倒せたな」倒れるのを確認して緊張を解いた。


「良くやった。今日はご馳走だな!」エブリンは嬉しそうだ。


「そうだな! 早く血抜きをしよう。肉が不味くなる」そう言って素早く処理にかかった。


「しかし、良くそんなに早く動けるな。ついこないだまで何もしらねぇヒヨッコだったのにな」


「ははは。昔から足は早い方だったからな!」かくれんぼも得意で隠密のあだ名がついたこともあったが…


この世界の魔力はコツさえつかめれば、凄く便利だ。肉体強化と武器強化も行える。さらに刃こぼれの心配もない。

研ぎ方を知らない俺にとっては、大助かりだが、神がくれた剣だ。ちょっとやそっとじゃ壊れないだろう。そんなことを考えながらもきっちり初期処理を済ませた。



そして内臓の一部を、そしてハリにかける。 そして投げる。 そう釣りである。



もちろんハリは太めのロープにつながっている。ハリはエブリンが使い古したナイフをハンマーでたたいて作った。お手製だ。

お世辞にもうまいとは言えない出来だが、この世界には釣りという概念がないのだろう。獲物はかかってくる。


「肉の処理を頼んでいいか?俺はもう一匹捕まえてから行くよ」


「おう!いいぞ任してとけ。その代わりデカいの頼むぞ」

「りょーかい」そう言って、ロープを強く握り獲物がかかるのを待つ。

今日は何がかかるかな? 前の世界では、釣り堀くらいにしか行ったことがないから、釣りの上手い下手はわからないが、事この池では一般常識の釣りとはわけが違う。

釣りあげるというよりは、引っ張りあげる必要がある。もはや綱引きだ。

そう思っていると、アタリがくる。これもデカそうだな!!

食ったと同時に張ったロープとハリに魔力を通す。これをやれば、とりあえずロープやハリが切られる心配はない。実はすでに2本ほど糸を切られて持っていかれているので、そのたびにエブリンに謝っている。エブリンは怒らないが、さすがにこれ以上は申し訳ない。

「しかし、こいつはいつもと違うな!!デカいぞ!」いつもと違う引きにビビる。

「こちとら毎日、丸太引っ張って鍛えているからな」足に力を入れて魔力も増やす。

「いっっっっけーー!!」一気に引き上げた。

獲物が飛んで上がってくる。デカい!!

「魚じゃない!?エビ???!!!」上がった獲物はエビだった。いやザリガニ??

しかしデカい。背丈は俺より少し大きいくらいだ!

それよりも目立つのが、ハサミ。 あんなんで鋏まれたら、『ハサミギロチン』一発で真っ二つになること間違いなし。

こわっ。逃げよっかな?? しかしちょっと食べてみたい気もするんだよね?

ここはでっかい伊勢エビだと思って、いざ尋常に勝負!!


愛犬ならぬ、愛剣を抜きかまえた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ