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その後、また彼から呼び出された。何だろう……。
彼は、期末テストの全科目で0点を取ったと話した。霧が少しずつ晴れていくのではないかと思っていたのに、その期待はあっさりと打ち砕かれた。
「マジで?」僕は目をむいた。「全部0点なの?」
彼は淡々と答えた。「カンニングしたからだってよ」
その瞬間、僕はゴクリと唾を飲み込んだ。「酷いな、それ」と、僕は呟いた。
自分がかつてカンニングをしたことを思い返すと、どうしても彼の言葉が重く響いた。そして、告げ口がばれるかもしれないという恐怖が、胸を締めつけた。
畜生、どうしてこんなことになっちまったんだろう?
元をたどれば、谷口、お前が言えって言ったんだから、その責任を取ってくれよな――。
そんな思いが、焦りとともに胸の中を駆けめぐった。
目の前の現実に、どう対応すればいいのか、見当もつかなかった。彼の言葉に何か答えなければと思うのに、何ひとつ言葉が出てこない。冷や汗がじわりと背中を伝っていった。
どうしたらいいんだ――。
頭の中で何度もそう繰り返したが、答えは出てこなかった。
そして数日後、再び彼に呼び出された。
彼は少し眉を寄せながら僕を見つめ、静かに言った。
「お前が言ったんだってな」
その一言には、怒りとも失望ともつかない、複雑な感情が混じっていた。




