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第4話 儂は頑張ったけれど死じゃたよ~! (3)
朝靄の中、霊獣が草むらをのんびりと駆け抜ける。
仙境の静けさはまるで絵巻の一場面のように広がり、瑞気がふわりと漂っていた。
『さて、儂が露店商売を始めたのは、従弟のヤスに誘われたからじゃったんじゃ』
『ミチのあんやん、今度は海産物の珍味を売ってみんか?』
その言葉に、儂の胸には懐かしい波が寄せては返す。昔の記憶がふわりと蘇ったのじゃ。
「……儂の昔の話を少しだけ聞いてくれ。儂の実家は戦時中まで庄主であり、網元でもあった。生きた魚も加工品も扱い、広島の市場へ船で運んでおった。曾祖父の代から続く海産物の商いは、儂の血にも流れておるのかもしれんのう」
(お願い)
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