肉体改造にはご褒美も必要
今日からアラン君の肉体改造が始まる。
生徒会の力で女学園の全面協力を取り付けてもらえた。協力とはいっても学園を好きに使わせてもらえ、体育の授業に参加させてもらえるといった感じだ。
アラン君も遅刻する事なく朝から来るなんてヤル気を感じる。
でも俺を見る目が昨日と違くないか?もっとキラキラした目で尊敬の眼差しではなかったか?
今の目はアレだ!俺が学園でゲテモノ飲料を飲んでいるのを見ている時の悠斗の目だ!
そしてあからさまに麗虎さんを避けている。
大丈夫だって、俺以外の男に愛を振りかざさないから。
「まずは五キロ痩せるのを目標にしてみようか。とりあえず女子に混ざって走るよ!」
この時間の体育は持久走だからちょうどいい。女子に見られながら走るのは刺激にもなるだろう。
脂肪が燃焼されるのは二十分からとか聞く、アラン君のペースでいいから頑張ろう!
「はぁ、はぁ。無理、だ!もう走れない!」
おいおい!もう走れないって、五十メートルも走ってないぞ?
「遅くてもいいから二十分は頑張ろう!」
「休ませ、ろ!陽太先輩の鬼、悪魔、変態!」
最後、変なのが混ざっていたが、それだけ喋れるのならまだ行けるな。
「アラン様頑張って!」
「アラン様凄いですわ!」
俺たちを周回遅れにしていく女子が声を掛けてくれる。
そのたびにアラン君のペースが少し速くなるのを見ると女の子に良いところ見せたい欲はあるのかもな。
「はぁ、はぁ。二十分…俺様はやったぞ!」
「アラン君!最初にしては良く頑張ったな」
「はぁ、はぁ。学食に行くぞ!紅茶とスイーツを、食わせろ!」
何を言ってるんだ?
「スイーツなんて食わせるわけ無いだろ!水分だけな!」
「なんでだよ~!」
甘い物なんて食べられると思うなよ!
そうだ!甘い物の代わりになるアレを用意しよう。
アレとはご褒美だ!
頑張ったからご褒美だ!
そう!エロだ!
性的な妄想やエッチな刺激は、脳内で快楽物質であるドーパミンを分泌させる。
これにより、甘いものを食べたい欲が満たされ、食欲が抑制されるだろう。
「アラン君は女の子のどこが好きなんだ?胸とかお尻とかあるだろ?」
「脚だな!」
脚か。
確か次の体育は…
次のトレーニングは決まったな。
やって来たのはテニスコート。
脚を見るならテニスだろ!
決してテニスをエロい目で見てはいけないがアラン君の為だ。今日だけは赦して欲しい。
女子はアンダースコート、アンスコなんて呼ばれる露出防止用のインナーパンツを履いている。
最近では機能的なショートパンツやスパッツタイプが人気だが、この女学園ではフリル付きの初期型だった。しかも白!わかってらっしゃる。
「なんて素晴らしい眺めなんだ!ボールを打つたびにふわりと揺れるスカート、そして見えるアンスコからの太もも…最高だなアラン君!」
「いや、俺様はふくらはぎの方が…」
ふくらはぎが好きなのか。
「運動している子のアキレス腱からのふくらはぎか!…なかなか良い趣味してるなアラン君は!ボールを打つたびに力が入り、キュッと引き締まるふくらはぎが好きなのか!分かるぞ!」
「いや、そこまでは言ってない…」
「恥ずかしがるなって!こういうのは口に出して言ってあげた方が女の子も喜んでくれるんだよ。男子に見られてるって濡れてしまう子もいるくらいなんだから…」
「きゃっ♡もう、陽太様ったら♡言わないでください、恥ずかしいですわ♡」
「ほらな。じゃあトレーニングを始めるか。アラン君の大好きなふくらはぎを見ながらの素振りだ!これも限界まで行くぞ!」
「何だよ!エロい女を見に来たんじゃねえのかよ!」
そんな訳ないだろ!
目の前にニンジン《エロ》があれば頑張れる!
運動している子のアキレス腱周りも良いですよねぇ。




