4-1 世界樹
猫神ねぶた号は御鳥様の白鳥号と一緒の枝に出た。
ひとつの枝だけでも、ものすごく広い。
上を見ても空は見えない。 ずっと葉っぱか枝である。
下を見ても地面は見えない。 ずっと葉っぱか枝である。
なんかこんなんあったな。 「地球の長い午後」だっけ?
横を見ると葉っぱの隙間からはるか遠くに山の稜線が見える。
「ダーリン一緒に帰りましょう。」
「ニャー(地面が見えないよ。 ここからどうやって降りるの?)」
「大丈夫、一緒にほら、せーのっ」
「ニャニャニャ!?」
飛んだ。
白鳥号も猫神ねぶた号も空中を進んでいる。
前から飛んでたっけ? いや、飛んでない。
これは鳳凰様への眷属化と、御鳥様の神力を取り込んだのと、鳳凰様のリングの力の、どれかもしくは全部の力だな。
白鳥号と猫神ねぶた号が空を行く。
「じゃあダーリン、私はここで。 また会いましょう。」
白鳥号と別れて、猫神ねぶた号は猫神村を目指す。
「うにゃ(猫神村を肉眼で捕捉。 周囲に敵影はありません。 オールグリーン。)」
「ニャー(敵影ってなんだよ。)」
「うにゃ(街道上にランディングしましょう、猫神様。)」
「ニャー(OK、着陸して地上を行くよ。)」
シートベルト着用のランプが点いた。
着陸成功。 巡航速度(時速30カル)に戻った。
「ニャー(ふう、無事帰って来れたねぃ。)」
「うにゃ(本日中の帰村は確実です。 やはり空中移動機能は高速ですね。)」
「ニャー(んん? あー、そういえばもともとマッハ15で飛べたわ。 忘れてた。)」
作者もノリで書いているので忘れていた。
覚えている人なんていないと思う。
眷属とか結婚とか指輪の効果にしたかったのになあ。
そういえばずっと勇者ほったらかしだなあ。
どうでもいいけど。
などと言いつつ、猫神村が近づいてきた。




