2-1 異変
めぐった季節の後、猫神村に問題が起こった。
村人が、魔物に襲われたのである。
なんだよ 魔物 って。 異世界かよ。
異世界だった。
魔物も魔族もいるらしい。 あ、そういえばそうだった。
マジか。 神も仏もないのか。
神はいた。 自分だった。
でもそれって土地神の仕事か? 冒険者とかのじゃないの?
ち、ちっげーよ。 ビビッてねーしっ。
魔物はカーネルウルフというらしい。
森狼が畑に出たので退治しようと思ったら魔物で、一目散に逃げ帰ったらしい。
え? もう村まで来てる?
それを先に言ってよ。
神レーダー起動!
魔物反応アリ。
瞬間移動。
カーネルウルフと差しで対峙した。
え~と。
「ニャー(日本語、わかりますか?)」
グルルルル。
「ニャー(ウルフ、森にお帰り。 この村はおまえの世界じゃないのよ。 いい子だから。)」
ガオン!
「ニャー(本厄翻訳~。 解説しよう。 厄払いをすることで翻訳できるのだ。)」
「ガオン(もしかしたら神様ですか?)」
「ニャー(おお、通じた。 カーネルウルフさんですね。 そうです。 私が神様です。 土地神だけど。)」
「ガオン(今、森が大変なのです。 我等をお助けください。 お願いします。 どうか我が子を・・・ううう・・・)」
「ニャー(ニャんですと!? どこの森ですか? 村内ならお任せあれ。)」
「ガオ(ここからだと東になります。 そんなに遠くじゃないです。)」
「ニャー(了解です。 準備に40秒ください。)」
お社に戻って。 バイロケーション! よし。
「ニャー!(猫神村森林警備隊、集合!)」
「ミャウ(なにごとですか?)」
「ニャー(よし、3号、おまえに決めた。)」
「ミャウ(3号じゃなくて、珊瑚です。)」
「ニャー(つべこべいうな! ついて来い! 瞬間移動!)」
「ミャウー!(アーレー!)」




