見た目は大事です
「それにしても、一体何を祀ってたんでしょうね。」
夕飯を食べ終えてまったりしてたらランスさん率いる騎士さんらがそんな話をしていた。
私的な理由で外を移動するときはランスさんだくにしてもらっているが、公的な視察だったので随行してきた騎士さんが全員同行したためにそんな話の流れになったらしいのだが、みんなもやっぱり暇だったんだねぇと聞き役に徹していた。
ちょうどいい話のネタにはなりましたね~。
「神殿だと聖剣とか結構ありましたよね。」
「後は、神殿から離れてたしこの地の精霊あたりもありそうだな。」
「でも、封印とかもありそうですよ?ウチの所の祠も巫女様が来るまでは誰も立ち入れなかったじゃないですか。」
あれは封印じゃなくて科学ときかいにより扉が電子ロックされてただけです。
でも、確かになんだったんだろね?
なにかしらの物があったようではなかったし、国家崩壊の時に持ち出されたとか失われたとかなんて事もありそうですけど。
「なら、古代竜なんかはどうだ?」
それはサイズ的に無理でしょう?
あそこは、畳六畳分くらいしかスペースありませでしたよ?
「古代竜なら卵くらいの大きさならありえそうだよな。」
いや、中身空だったんじゃないですか。
「巫女様はどれだったと思いますか?」
え、今の話しの中から選ばないとならないんですか?
「…ただのハリボテじゃないですか?」
「ハリボテですか?」
そーそー、外の壁は彫刻やらされていかにもな外見だったけど出入り口は石の扉でふさがれて中は空っぽだったんだから、中に用はなくてあくまで外側が重要だったんじゃないかな?
神殿の一番奥たから、重要性はあんまりなかったとか、祠そのものが御神体とかもありそうだけど。
「ほほー、それは思いつかなかったですね。」
だって騎士さんたちが夢中になって話してたのは、中にあった物の話しですからね。
それからしたら私は多少ズレてます。
「やはり、巫女様は私たちとは見る目がちがいますね。」
「皆さんにいっときますが、今の話しをココの人に話してはなりませんよ?」
「なぜですか?」
―質問責めにあって帰れなくなりそうな事くらいわかるでしょう。―
騎士さんたちみたいに荒唐無稽なら楽しいけど、あの研究者達みたいに理屈ばかりの話しはもうたくさんなんですー。




