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第13話:過酷なりし掃除

掃除の基本は高いところからである。


小気味良い音を起てながら台座を運び込みハタキを手にその上に乗る。


「…んぎぎっ、届かにゃい。」


ぶぉんぶぉんとハタキを振り回すも、ハタキはスカスカと空をきるばかり全く距離が足りていないため、梁上のホコリ部隊にはわずかな打撃すら与えていない。


…ここのホコリは以外に手強い。(違


本来は乗ってはいけない頂上…天板の上に立つ。


「…届く、届くぞ!?。」


バシンバシンと梁を叩く、叩いた衝撃と起きた風でホコリが揺れている姿は身の程知らずめと、こちらを嘲笑っているようにも見えなくもない。


「…そーだよな、アルチェがせーひくいんだもんなぁ。」

一般的な女性も160センチであるから無理したら届くのかもしれないが、145センチのアルチェとしては、この高さはいかんともしがたい。


「…せめて竹とか生えてないかな。」


台座は諦め神社の煤落としみたいに竹を使う事を思い付くが、ここいらに竹の生えてる山などない。


「…今日は、低いところだけでもいいか。」


…折れた。

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