5-4 スパルタ式練習試合
早速野試合を始めているようです。
レベル一桁に対して大人げないのはまだ子供だからですね。
「フォール!」
「あぅぅ……」
「ワン、ツー、スリー!」
翌朝。
早速近くの草原に出て寅の特訓が始まった。
「リベンジ達成!」
「うぅ……手も足も出ませんでした……」
ノアのラリアットで、リムラは敢え無くスリーカウントを聞いてしまった。
「さ、次はナーミとだな」
「え?」
寅の無情な言葉に、リムラが目を丸くする。
「ちなみに勝つまで連戦だ」
「そ、それじゃ死んじゃいませんか?」
「安心しろ。死にはしない」
「安心しろ。あたいもノアも生きている」
「それは安心することなんでしょうか?」
「とにかく必死になることだな」
「は、はい……あ、あの、その前に、いいですか?」
「なんだ?」
「フランケンシュタイナーって魔法でしょうか?」
「投げ技だな」
どうやらもう一人この質問をする娘が増えたらしい。
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「フランケンシュタイナーってのは、お前さんの健康的な両足で相手の顔を挟み込んで、そのまま反り返って後ろに投げ飛ばすんだ。男だったらうれしい限りの技だぜ」
タグから受けた説明にリムラはしばし思案し、
「……つまりフランケンシュタイナーは相手の頭の位置まで飛び上がり、両足で顔を挟み込んで相手を投げ飛ばす技、で、その効果はまだ不明、なんですね?」
「イェス。一発で理解出来るあたり、俺との相性がいい証拠だぜ?」
「……もう少しわかりやすく解説していただけないでしょうか?」
「オーマイマイ、それは俺のアイデンティティに関わる話だ・ぜ!」
「はい……」
「……ウザ」
「オヤァイ、外野が勝手にリムラの気持ちを代弁しちゃいけねぇなぁ!」
「……誰もリムラちゃんの代弁と言っていなかった件」
「自分でもうざいと自覚しているんだろ」
「オーマイマイ、誰も俺の魅力に気づかないとは、萎えるねぇ」
「さて、うぜぇのは放っておいて、リムラ、始めようぜ!」
「は、はいっ! よろしくお願いします!」
今度はリムラとナーミの練習試合。
「いくぜぇ! ドラゴンリングイン!」
「ストレッチプラム!」
決着は早そうだった。
どんなときもドラゴンリングインを忘れないナーミでした。
コマケェコタァイインダヨォ!




