4-15 死闘の結末
ノアは諦めていないようですよ。
「ギブアップ!?」
「ノー……うぅ……」
完全に動きを止めたノアは、まだ負けを認めない。
首を捕らえているリムラの腕を掴み、どうにか外そうと試みている。
「うぐぐぐ……」
一方のリムラも、必死に締め続けていた。
どういう訳か、身体が勝手にストレッチプラムがどういうものなのか理解していた。
どうやればさらに締め上げられるかも分かっている。
しかし、紫色に腫れ上がった胸元が、力を入れさせてくれない。ほんの少し力を込めただけで激痛が走るのだ。
どっちが締め上げられているのか分かったものではない。
リムラは今の締めの形を維持しているだけで精一杯だった。
「ノア、ギブアップか!?」
「ノー……はぁ、はぁ……」
「くっ……くっ……」
お互いにこれ以上動けない。
膠着状態が続く。
「ギブアップか!?」
「ノー……ふぅふぅ……せーのっ、んぎぃぃぃっ!!」
「うぐっ!? んぐぁっ……」
リムラに締め上げる力が残っていないと踏んだノアが、力任せに振り解こうとする。
胸元に強烈な痛みが走り、徐々に締められていた首が戻ってくる。
「リムラー!!」
ザロクの声も聞こえる。
「リムラ様~!!」
「負けるな~~!!」
一族の仲間の声も聞こえる。
あと一息、あと少しだけ。
リムラはもう一度心を奮い立たせ、残っていないはずの力を更に振り絞る。
「やああああっ!!」
「ぐああああっ!!」
ほどけ掛かっていた締め付けが再び元に戻る。
ノアの抵抗をリムラが力任せに封じ込めた形だ。
「ノア!?」
「あぅぅ……ノ~……」
ノアはまだ諦めない。
しかし、力を使い果たしたのか、もう抵抗する動きは見られない。
「ん~っ……ん~っ……」
「んくくっ……ぜぇ、ぜぇ……ぅぅ……」
顔を真っ赤にしてノアを締め上げるリムラ。
互いの汗がしたたり落ちるだけの時間が過ぎる。
やがて、ノアの膝が力尽きたようにガクリと落ちた。
「ノア、ギブアップか!?」
「………ギブ、アップ」
ノアが悔しげに敗北を受け入れる。
闘い初めてから、実に2時間近く過ぎていた。
というわけで、決着。
ノア、敗北。
主役交代決定(嘘)
コマケェコタァイインダヨォ!




