2-22 決着
ノアがかなりのダメージを負っているようですよ
「うぅ……」
「ふははは! 侮ったな、娘。だが、我にこの魔法を使わせること、誇るが良い!」
アンダカは器用に立ち上がると、ノアを逆さまに持ち上げる。
「ツームストン・パイルドライバー」
死を宣告するかのように唱えると、そのままノアを頭からリングに突き刺した。
「ッッ!!!」
悲鳴すら上げられず、ノアが大の字に倒れてしまう。
「勝った……」
アンダカがノアに身体に多い被さる。
「フォールである」
クタローがすぐに飛んできてリングを叩く。
「オーケー、ワンッ、ツーッ、スリ……」
「やああっ!!」
「なにっ!?」
アンダカのフォールをノアが跳ね返した。
「バカな、我のツームストン・パイルドライバーは一撃必殺、どんな相手であろうと、強制的に失神させるはずだ!」
「ぜぇぜぇ、はぁはぁ……」
「だが、もはや反撃する力はあるまい。もう一撃で……」
「マッケンローッ!!」
「ぐぉあ!?」
アンダカが近づいてきた瞬間、ノアは右腕を振り抜いた。
アンダカの残された足に向かって。
「わ、我の足がぁぁっ!?」
結果、アンダカのもう一本の足も、リングの外へ旅立ってしまった。
「き、貴様、またしても、我の足を!!」
こうなってしまっては、いくら不死王とは言っても、立ち上がることすら出来ない。
「ギブアップ?」
ニヤニヤと人の悪い笑みを浮かべながら、ノアが腕をぐるぐると回している。
「あ、悪魔か、貴様……」
「そう言われるのは心外。悪魔はそっちだし」
「かくなる上は、我の全力をもって、貴様を粉砕するしかないようだな……」
アンダカから凄まじい魔力があふれ出す。
ゆらりと浮遊し、幽鬼のように両手を広げた姿は、まさに死を司る、死に神のような恐怖を覚える。
「我は不死の王……世界の全てを知り、魔法を神髄を極めし者なり……貴様等脆弱な人間ごとに敗北などありえーー」
「ラリアットォォォ!!!」
「ごはぁっ!?」
空気を読まない人間ほど、怖いものはない。
ノアの剛腕を打ち込まれ、アンダカは即死。
いや、もう死んでいるのだが。
全魔力を強制的に失ったアンダカは、哀れ無情のスリーカウントを聞いたのだった。
ツームストン=強制失神効果、スキル受け身により紙一重で回避
マッケンロー=局部破壊。アンダカの身体が脆い為、見た目的に破壊された。
結論、空気の読まない子最強。
コマケェコタァイインダヨォ!




