2-19 アンダカの魔法
ちゃんとプロレスしているようですよ?
「くっくっく……」
アンダカが不適な笑みを浮かべる。
「これだ……これこそ、我が求めていたものだ。闘いとはかくあるべきなのだ」
「不死王とは思えないセリフ」
「そうかね? いや、そうかもしれん。すでに在りし日の肉体を失ったからこそ、肉体で戦うことを渇望したのやもしれん」
「それは、なんか分かるかも」
「さあ、もっと我を楽しませてくれ」
「言われなくても!」
ノアは少し楽しげにアンダカに向かっていった。
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「なぁ、寅さん。ノアの奴、なんでラリアットを使わないんだ? リッチって言ったって魔物なんだからさ、いきなり必殺技ぶち込めば勝てるんじゃねぇのか?」
「そう簡単な相手じゃない。虎の子のラリアットに対策をされたら、ノアの決め技が無くなる」
「そっかなぁ……ジャーマンとかいっぱいある気がするんだけど……」
「相手がハイスパートタイプ、つまり早期決着をねらうスタイルならいきなりラリアットも良いが……戦局は早めに動かした方が吉か…ノア!」
寅の声に反応し、ノアが動く。
「空手チョップ!!」
「ぬぅ!?」
50センチの身長差をものともせず、飛び上がったノアの手刀がアンダカの首元にたたき込まれる。
「空手チョップ! 空手チョップ! 空手チョップ!」
「ぬぅぅ、往年の名レスラーばりの連打とは……」
首元と脳天と連続で打ち分けられ、リッチがうめきながら膝をつく。
「フィッシャーマンズスープレックス!」
「ぬぐっ!? こ、この我に投げ技だと!?」
アンダカの頭と足を抱えらたノアは、綺麗なブリッジで見事に巨体を投げきる。
「ぐはぁ!」
「ワンッ、ツーッ……」
「あまいっ!」
「カウント、ツーッ!」
アンダカがフォールを跳ね返す。
いつの間にやら、リングにはレフェリーが来ているゼブラ柄のTシャツを着たクタローがいた。
レフェリングは彼が務めるらしい。
「ふふふ、やるではないか……ならば、我も少しだけ、本気になってやろう」
不適に笑うと、アンダカは両拳をアップライトに構える。
「コンビネーション」
「ん、ぐっ!?」
ノアがワンツーのパンチをもろに顔面に受けてしまう。
「いかん! ノア、ガードを固めろ!!」
「うんっ!!」
寅の指示でノアは両手を前にしてガードを固める。
「コンビネーション」
「んっぐっ、ぐぶっ!?」
今度はジャブ二発をガードさせて、ボディーブローがノアの脇腹にめり込む。
「コンビネーション」
「うぐっ、ぐっ、うっ、ぐっ、うっ、がはっ!!」
さらにボディーブローの高速ラッシュからのアッパーカット。
全部まともに喰らった、ノアはたまらずダウンしてしまった。
空手チョップ=強制グロッキー効果
コンビネーション=ガードされてないコンビネーションを自動発動
フィッシャーマンズスープレックス=魚類、漁師に使ってないので投げただけ
アクション書くのは好きなのでちょいと楽しんで頂ければ。
コマケェコタァイインダヨォ!




