2-11 女傑なギルド長
どんな方かはご想像にお任せします。
「何を騒いでいるんだい!!」
突如、ギルド全部を揺るがすような大声が鳴り響いた。
「ギ、ギルドマスター……」
現れたのは、身長2メートルはあろうかという屈強な女傑だった。
「リテル、何の騒ぎだい、説明しな」
「はっ、はいっ!」
リテルと呼ばれた副マスターがことの成り行きを説明する……が当然、自分に有利な証言しかしないわけだから、話が通じるわけがない。
「つまりお嬢ちゃん達が不正に魔石を手に入れて売りに来たってのか?」
「そ、その通りです! 私は、いち早くその嫌疑に気づき……」
「バカなこと抜かしてんじゃないよ!!」
再びギルドの建物が振動するほどの叱責。
「オーガグリスリーとグランドタイガーの魔石を不正に手に入れることが出来るわけ無いだろうが!!」
「で、ですが、私は……」
「どこぞのギルドに後生大事に金庫に入れられていて、それが盗み出されたってんなら話は別だけどね!! まさか、うちのギルドにそんな不心得な奴はいないだろうね!?」
「も、もちろんです!」
「なら、てめぇは、何をもって、疑っているんだ?」
「そっ、それは、ですね……こ、この子供たちが、大きな機材から魔石を盗み出し、それを売りに来たということですよ!!」
「たしかに、魔石はすぐに装備や日用家具に転用する決まりだ。けどね、こんなデカいまま使っているわけがないだろうが!!」
「そ、それは……」
「オーガグリスリーとグランドタイガーの魔石をそのまま使っているような魔法器具があるなら、いまあたしの前に持ってこい!!」
「あ、ありませんっ!!」
「だったら、さっさと報酬を支払いな!!!」
「は、はいいいっ!!」
リテルは這々の体で奥へ金貨を取りに向かった。
「悪かったね。うちのバカどもが迷惑を掛けた」
「いや、問題ない。こちらこそ、助かった」
「なら、そろそろ受付のテーブルから降りてくれるかい? そっちのお嬢ちゃん共々、うちのギルドのマスコットと看板娘になってくれるなら、話は別だがね」
「「「あ」」」
二人と一匹はギルド内の視線を独占していたのだった。
裏設定ですが、この副ギルド長さん、やらかしていますw
コマケェコタァイインダヨォ!




