↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ラリアットって魔法ですか?  作者: 道中木方
PR
28/178

2-5 続、考えるヌイグルミ

考えるのはヌイグルミの役目のようです


「んぎぎ……」


「うにゅぅ……」



 二人が寝苦しそうに寝返りを打つ。


 夢の中でまで特訓中だろうか。



「頼むから、寝ぼけて技を掛け合わないでくれよ」



 寝相でジャーマンスープレックスなどやられた日には、目も当てられない。


 寅はぬいぐるみなので睡眠を必要としない。


 おそらく魔石を核とした魔物に分類されるのだろうが、生物として分類されることはないだろう。


 ただ、魔石を収納するだけでなく、自分の意志で”喰える”ことが分かった。


 もっとも、収納しきれない魔石をかじってみたら食べれた、という偶然の産物だったが。


 ノアから魔力供給を受けていると思ったが、どうやら「発動のキー」であって、ノアと寅は契約状態にある、というのが正解。


 そして、ナーミと契約が出来たということは、また「何かのキー」になるのではないか、と勘ぐりたくなる。


 もっとも、この契約、オーナーとレスラーという契約の「形式」も詳しく分からない。




 夜の静寂の中、寅は一人思案する。


 自分の職業は「オーナー」らしい。


 この世界では、職業は基本的には自己申告だ。


 こういう魔法があふれた世界には、教会で神からの啓示をうけて、勇者だ聖女だ大賢者だと騒ぐらしいが、それで飯が喰えるわけでもない。


 単純に職業は職業、というわけで、この世界には殴り合いが得意な吟遊詩人やら、炎の魔法を得意とする料理人、デスクワークが得意な王国騎士、なんて珍しい人種がゴロゴロいる。


 ところが、である。


 ノアとナーミは「レスラー」とある。


 この世界に、プロレスはない。アマレスもない。


 つまり、自己申告が出来ない職業となる。


 にもかかわらず、ステータスプレートには明記されている。


 つまり、この世界には存在しないはずの”神サマの思し召し”というやつだ。


 神様とやらが何者かは知らないが、明らかに何かに誘導されている。


 ナーミの話では、オーナーと契約したレスラーは、種族の王者になるという。


 だが、ここでいう王者とは、国を治める国王ではないだろう。


 おそらく寅が知るところの”チャンピオン”というやつだ。つまり、ノアやナーミが種族の中で一番強くなる可能性を秘めている、というわけだ。


 たしかに、単純な戦闘だけならラリアットだけで決着が付く。最強になる可能性は十分あり得る。


 

 しかし、他にもオーナーがいる、という話が引っかかっる。


 ノアとナーミ以外にも、この世界にはレスラーがいるということだ。


 しかし、そのほとんどは埋没している可能性が高い。


 なぜなら”魔法の使い方が分からないから”である。


 他の魔法に比べて伝えることの出来る人間が少なすぎるのだ。


 となれば、レベリングをある程度終えた二人にしてもらうことは……。


 


この世界の生き方はお金を稼ぐこと。


魔石集めがベストでも寅さんは違う考えをしているようです。


コマケェコタァイインダヨォ!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。