2-4 終、寅の穴
珍しくステータス公開。
というより、使える魔法を公開して妄想を楽しんで貰おうというテスト(笑
「ぐぁ~、疲れた~……」
宿屋に戻るなり、ナーミはベッドに突っ伏した。
「とぉ~……」
その上にノアが倒れ込む。
「ぐぇ……」
押しつぶされたナーミの悲鳴にも力がない。
「あたいのベッドだぞ~……」
「従属ドラゴンが何を言う……」
「こういうのは、はやいもん、がち……」
「せんぱいに、ゆずるのが、とうぜん……」
「「ぐ~……す~……」」
二人仲良く寝息を立て始めてしまった。
「ま、ちょっと、やりすぎたかな」
寅が苦笑いを浮かべている。
二人の闘いは日が沈むまで続いた。
おおよそ、6時間ほどだろうか。
肉体言語の魔法を次から次へと収得し、その都度野試合で試すというレベリングが、かなりの効果を上げた。
現在のノアステータスプレートを確認すると、
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ノア(人間)
年齢 14歳
職業 レスラー
レベル 30
攻撃力 860
防御力 480
スキル 受け身(常時発動)、闘魂
魔法:ラリアット、ジャーマンスープレックス、DDT、トラースキック、ドラゴンスリーパー、ドラゴンスープレックス、バックドロップ、ベアハッグ、ファイナルカット、延髄切り、シャイニングウィザード、コブラツイスト、スコーピオンデスロック、オクトパスホールド、ブレーンバスター、SSD、パイルドライバー、エルボー、ローリングエルボー、タイガースープレックス、タイガードライバー、フィッシャーマンズスープレックス、フィッシャーマンズバスター、GO to Sleep、空手チョップ、アッパー掌底、マッケンロー、パワーボム、ラストライド、ジャイアントスイング、カミゴェ。
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魔法使いの夢は諦めろと言い聞かせてきたが、パワーボムによって爆発が起こることが判明し、本人も少しだけ気が晴れたらしい。
対して、ナーミのステータスだが、
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ナーミ(ドラゴンニュート)
年齢 16歳
職業 レスラー
レベル 24
攻撃力 420
防御力 860
スキル 受け身(常時発動)、根性
魔法 ラリアット、ベアハッグ、ドロップキック、スーパーマンパンチ、ジャンピングニー、フルネルソン、フルネルソンバスター、ネックハイキングツリー、噛みつき、フィギュアフォーレッグロック、監獄固め、デッドエンド、デスロール、ギロチンドロップ、かかと落とし、頭突き、こけし、タラバガニロック、ウォールオブナーミ、ドラゴンスリーパー、ドラゴンスクリュー、ドラゴンロケット、ドラゴンスープレックス、ドラゴンリングイン、ドラゴンクロー、ドラゴンビンタ
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後ろのドラゴンシリーズに関してはつっこみどころ満載だが、ともかく魔法の動きさえ分かっていれば圧倒的な威力の魔法が揃っている。
また、攻撃力と防御力の逆転現象も面白い。
今日の戦闘訓練でも、はじめこそノアの独壇場だったが、ナーミは次第にタフネスを発揮するようになり、何度か逆転勝ちするパターンもあった。
最終的な勝率はノア6割、ナーミ4割だろうか。
対したものだと思う。
ちなみに、一般の戦士の攻撃力、防御力、ともに100あれば戦士で通用すると言われている。
さらに、普通のプレートではあり得る、HP、MPの表記が無いことも、面白い。
上限や限界が目で見て確認が出来ないというのはステータスプレートがある世界でもだいぶ珍しいのではないだろうか。
「しかし、な……」
と、寅はため息をこぼす。
いくらなんでも、二人揃って近接戦闘に特化しすぎている。
このまま遠距離から攻撃するような魔物と遭遇したと想像すると、ぞっとする。
ノアがパワーボムで辺り一帯を吹き飛ばすか、ナーミがドラゴンロケットで、相手がいる一帯に特攻してしまうではないか。
とにかく、行き当たらないことを祈るしかない寅だった。
HPとMPの概念の無い世界。
つまり、人間大切なのは根性と言うことですわ。
コマケェコタァイインダヨォ!




