↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ラリアットって魔法ですか?  作者: 道中木方
PR
102/178

5-19 シングルマッチ

こちらもこちらで相性があるようですよ


「ふぅ、ふぅ……」


「はぁ、はぁ……」



 一方こちらはノアとライミ。


 エルボー合戦でも結局お互い一歩も引かず。


 一歩でも下がったら負け、という様相になっていた。



「あ、あのね、ライミちゃん、そろそろ普通にプロレスしない?」


「黙ってろ!」


「ああ、もう!」



 ディノの進言にいっさい聞く耳を持たない。



「ノア」


「絶対、やめないから!」



 こちらも強情の固まり。



「やめろとは言わん。そのかわり、ちゃんと”魔法”を使え」


「……あ……」



 言われてみれば、ライミと喧嘩を始めてから、いっさい口にしていなかった。


 つまり、本当に殴り合っていただけだったりする。



「……わかった」



 ノアの表情に笑みが戻る。



「なにそれ? 子供の余裕のつもり?」


「年増のひがみ?」


「潰す!!」



 再びエルボーがノアの横顔に決まる。


 大きく身体を反らすも、倒れず態勢を戻す。



「へぇ、よく耐えたね」


「……エルボー」


「なに?」



 次の瞬間、パゴッという骨と骨がぶつかる音が響く。


 ノアのエルボーがライミの顎を打ち抜いた音だった。



「ぐっ!?」



 想定外の衝撃に、ライミの膝が落ちそうになるが、どうにか踏ん張る。



「……へっ、効かねぇな」


「なら、打ってこい」


「やってやるよ!」



 と、ライミが再びエルボーを打ち込む。


 敢えて顎を打ち抜くことでノアの脳を揺さぶるが、ノアはしっかり受けきり、



「エルボーッ!」


「ぐぁっ!」



 再び骨と骨がぶつかり合う音。


 ライミは必死に踏ん張り、どうにかダウンを避ける。



「ちっ、さっきまでと威力が段違いじゃねぇか……」


「効かないんじゃなかったの?」


「効いてねぇ!」


「だからアナタ沸点低過ぎなのよ!」


 とうとうディノが悲鳴を上げた。



頭に血が昇ると我を忘れる子達。


コマケェコタァイインダヨォ!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。