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ラリアットって魔法ですか?  作者: 道中木方
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5-18 タッグマッチ1

それぞれ、相性があるようですよ?


 先に進み出たのはイジュンだった。



「よっしゃあ、行くぜ、ドラゴンリングイン!」


「って、なんで、それでいく!?」



 元気よく無防備にリングに飛び込むナーミに、タグが悲鳴を上げる。



「キッ!!」



 案の定、ナーミはイジュンの大きな手に捕まる。



「キィッッ!!」



 そのままチョークスラムを仕掛けられる。



「ナーミさん!」


「サイクロンホイップ!!」


「ウキッ!?」



 首を捕らえていた手を支点に、見事に投げきって魅せた。



「おっしゃ!」


「凄いです、ナーミさん!」


「さあ、ガンガンいくぜ! ジャンピングニー!」


「ウキッ!!」



 逃げられないと判断したイジュンは、顔面にナーミの膝を受けながら、力任せにはねのける。



「おわっ!?」



 この反撃の仕方は予想しておらず、ナーミはリングに転がる。



 その瞬間、追撃のボディープレスが襲いかかる。



「ドロップキック!!」



 その巨体に打点の高いドロップキックが突き刺さり、コーナーまで吹き飛ばす。



「イジュン、交代!」



 レイがすぐにリングに飛び込む。



「こっちもタッチだ!」


「え、えげつない、ですね」



 早いタッチワークでこちらもリムラと入れ替わった。


*************


「お前の闘い、ワタシ、見てたよ。お前、ワタシに勝てないね」


「そんなの、やってみなければ分からないでしょう!?」


「すぐに分かる」



 互いに一気に間合いを詰める。



「逆水平チョップ!!」


「フッ」


「なっ!?」



 リムラの逆水平チョップをブリッジで避けるレイ。



「ヘッドシザーズホイップ」


「きゃっ!」



 一瞬惚けてしまったリムラの隙を逃さず、レイがその場で飛び上がり、リムラの顔を両足で挟み込む。


 さらに遠心力を付けて、そのまま放り投げた。



「くっ!」



 受け身をとり、すぐに飛び起きると、すでにレイがロープに走っている。



「ラリアット!」


「甘いね」



 とっさに右腕を振るうが、今度は側転で避けられる。


 踏鞴を踏んでから振り返ってみれば、ロープに飛び乗っているレイがいた。



「フライングボディーアタック!」


「あぐっ!!」



 直撃を許し、そのまま押さえ込まれる。



「フォール!」


「ワンッ! ツーッ!」


「このっ!」



 リムラが力強く跳ね返す。すると、レイは猿のような素早い動きで間合いを広げてしまう。



「くっ、捕まえる隙がありません!」


「ありゃあ、ルチャの一種だな」


「ルチャ?」


「簡単に言えば、飛んだり跳ねたりするのが得意なスタイルだ。思いも寄らない動きをするから、フェイントにもなる」


「そんな……」


「だが、お前さんのサブミッションだって、立派なスキルだ。冷静に見極めれば捕まえられる」


「はいっ!」



 タグのアドバイスに従い、リムラはリングを縦横無尽に走り回るレイの姿を追う。



「そんなにすぐに見切れる訳ないね」



 レイが再び走り込んでくる。



「ビクトル式膝十字固め!」


「捕まらないね!」



 縦回転に合わせてヘッドスプリングで跳ね起き、



「ムーンサルトプレス」


「うあっ!」



 仰向けになった隙を逃さず、その場飛びのムーンサルトプレスを浴びてしまう。



「くっ……速い……」



 ノアやナーミとは全く違うスタイルに、リムラは焦りの表情を浮かべる。


 しかし、口元にはわずかに笑みが浮かんでいた。




ナーミは安定してますが、リムラは苦戦しそうです。


コマケェコタァイインダヨォ!

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