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096⚫️ゴライブ旅行記 その2

ラベリアの地に足を踏み入れると、コロニアと空気の匂いが違った。

風に混じって漂うのは、穀物の香り。懐かしくも、異質な匂いだ。

帝王に仕えていたあの屈辱と恐怖の日々が、脳裏に蘇る。

だが、あの男はコロニアには戻らなかった。

どこへ消えたのか・・・。海の藻屑となったか?

それなら、それこそが奴にふさわしい最期だ。


今やこの地には、王も帝王も存在しない。不思議な感覚だった。

貴族と民が共に行政を担っているという。

税も軽くなったらしい。

ボレリアやラベンダー公国からの支援物資が、それを支えているのだという。


だが、なぜこれほどの物資を、継続的に供給し続けることができるのか?

たとえ農業技術や品種改良が進んでいたとしても、

大陸全土、部族国家にまで物資が行き渡るなど、

我が戦略的知識からすれば、常識では考えられない。

どこかに、人類の常識を超える膨大な量を確保していなければ

成り立たぬはずだ。

謎だ。だが、必ず突き止めてみせる。

この舌と目で、真実を暴いてやろう。


うまい!このオニギリなるもの、すばらしくうまいぞ!

シンプルな穀物粒と塩加減が絶品だ!

しかも、中からオレンジのツブツブ!魚の卵だと?!


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