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089⚫️温和なやつが怒る時

「あんた、どこまで知ってたんだ!」

俺はモニターに映る局長に怒鳴りつけた。

「命があってよかった、なんて言わせんぞ!」

「命があって、よかった。わたしも今回のことは予見できなかった。」

あいかわらず、ぶっきらぼうだ。

「で、どこまでわかってんだよ。」

「オオガミさん、デスク、握りつぶしてますよ。落ち着いて。」

ココアの声で、我にかえる。ジンが口を出す。

「局長、知っていることは全部話してください。でないと、すぐに本気でそちらに乗り込みますよ。」

ジンの膨大な怒気が、俺をさらに冷静にさせる。

こいつ、やっぱりオッカナイんだ。


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