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086⚫️戦略構想開始
「いかがでしょうか?」
「うまい!ズンダモチ、甘いようでいて、甘すぎず。奥行きがあり、口の中に旨味がじんわり残る・・・このようなもの、初めてだ。すばらしい!」
「お気に召してなによりです。」
「どうだ、’月刊レシピの天国’の内容は、領内でも再現できそうか?」
「ある程度ならば。しかし、香草やスパイス、加工調味料などは隣の大陸の、しかるべき問屋から調達しなければなりません。」
「うーむ、完全領内生産は、むずかしい、か。」
「はい。原料も例えば、ドラゴンリザード肉は、生息地に行かないと入手できません。養殖するにしても、この地では気候があいません。」
「なるほど・・・つまり、輸入に頼るしかないということだな・・・。」
「そのあたりは、一料理人では判断がつきかねます。どうか、皆様でご相談いただければ。」
「相わかった。ご苦労であった。見事な腕前であったぞ!」
ゴライブの前から料理人は立ち去る。
さて、この美味を安定供給するためには、どうしたものか。
ゴライブが、戦略の糸を手繰り始めた。




