084⚫️揃えば天国 & 085⚫️狼煙しかないのか?
卒業して、もう1週間。今日はジン君とデート!
どこにいこうかな?なに、たべようかな?
ジン君と並んで歩くだけで、心がふわっと軽くなる。
新しくオープンした、和菓子喫茶があるのよね。
うん、行ってみようよ!
わあ!ジン君と食べる、このずんだ餅!最高!
えっ、わたしがとてもうれしそうにみえるって?
だって、ずんだ餅の甘さが、今日の幸せを包んでくれるんだもの。
キミとスイーツが揃えば、もう、最高!
085⚫️狼煙しかないのか?
「どうしたんだ、イヨ?なんで、ここに来たんだよ?」
「だって・・・一度、都会にきてみたかったのよ。」
「わかる、わかる!そうよね。わたしもアイダホからロスに行った時、そんなかんじだったのよね。」
「えっ、じゃあ、エイミーさんも家出したんですか?」
「ちがう、ちがう、ココアちゃん、わたしは、ちゃんと家族と一緒よ!」
「アイダホはジャガイモで有名ですよね。」
「ジン、話がそれそうよ。で、どうすんのよ?」
「わたし、しばらく帰りたくありません。」
ということで、イヨはしばらくエイミーのところにいることになった。
というと、話はすごく単純だが、実は複雑だ。
まず、村の両親やナオトさんたちに連絡が取れん。
この時代に通信インフラが通っていない、って考えられんぞ。
携帯端末はおろか、俺が考えるような連絡手段が皆無だ。
こうなると、電報か?いや、もう電報ってないだろ?
狼煙をあげようか、なんて冗談もでたぐらいだ。
狼らしくていいアイデアではあるが。
ー狼煙には、狼の糞を燃やして煙を立てたという古い言い伝えがある。
煙は濃く、遠くまで届き、戦の合図や異変の報せに使われたとされる。
獣の気配を宿すという信仰もあり、狼煙は単なる通信手段ではなく、
自然と人との境界を越える象徴だった。
いや、局の端末の人工知能、今は余計な解説はいらん!
吠えるぞ!・・・あっ、音声入力がオンだったのかあ。
全くお門違いだが、局長は連絡員を送ってくれる。
貸しにしておく、
次のマウンドでは、そのことは忖度するな、全力で勝負だ!って言っていた。
ご厚意はありがたく頂戴しておこう。
しかし、どうする?日の巫女だぞ。
4人で緊急会議を始めよう。




