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064●いつもと同じ光景
長い休暇が終わり、調査艦隊の任務が再開された。
見慣れた顔ぶれが揃い、いつものように出発準備が進む。
そういえば、この期間中にルナの次の配属先の面接があったはずだ。
一緒にいられるのも、もう少しか。
「艦長、発進します!」
「よし、亜光速に達したら、ワープに入る。」
「了解です。・・・でも、艦長、’ジュピター’、便利でしたよねえ。」
「‘操舵手’、それはレーダーや生命維持系統でも、同じですよお。」
「‘その他’、ぼやかない、ぼやかない。これが標準なのですからな。」
「副長、それはわかっているんですけどねえ。」
「わたしは、この艦のシステムもだ〜い好き!」
「‘おまけ’は適応力があるからなあ。若いからなあ。」
「あら、まだまだあなたも、若いじゃないの。」
「わたしはもう、年ですよ。」
「いえ、副長に言ってるんじゃあ、ありません。・・・ワープ・インします!」
変わらぬ賑やかさ。
いつものように笑いが飛び交い、いつものようにワープが始まる。
ルナがいなくなる日が近づいている。
そう思うだけで、艦内の笑い声が少しだけ遠く聞こえる。
・・・さて、気を引き締めるぞ。
次に待つものは、いつも通りかわからんからな。
・・・いつもどおりなら、また一波乱だけどなあ・・・。




