表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/19

006●ああ、ふるさと!

ふるさと納税は、地方支援を目的とした制度だが、

実際には返礼品目当ての’買い物’に変質し、

居住地の自治体に税が入らないという問題を生んでいる。

ふるさと納税者は

地元の公共サービス(教育、福祉、インフラなど)を受けながら、

他の自治体に納税することで、応益課税の原則が崩れている。

いわゆる’タダ乗り’批判である。


一方、ふるさと投票制度も、

居住地以外の自治体に投票権を振り替える仕組みである。

地域への思いを政治参加で表現できる点では理念的に優れている。

しかし、外部からの〇や×投票が地元の政治を左右することで、

地域自治が形骸化する恐れがある。


両制度は「心のふるさと」を重視するが、

現実には公平性や責任の問題を抱えている。

制度の理念を守るためには、感情や利益ではなく、

地域の未来に対する真摯な関心と責任が求められる。


「たいへんです、課長!わが市の投票権保有者数が、居住地有権者数の50%を切っていました!」

「ふるさと投票制度の影響か!わが市の有権者が、他の自治体に投票権を移したということだな。‘富蘭の会’芦町代表が首長の、隣の自治体はどうなっている?」

「居住地投票権保有者数比、180%です!」

「ということは、わが市の先日の選挙の投票率は30%だったから・・・全有権者の約15%の投票で、市長が決まったということか!」

「無効票も多くて。全投票数の60%もあるんです。」

「ということは、本来の全有権者数の6%が有効投票だったんだな。」

「しかも、今回は、4人の候補者がいましたから。」

「トップ当選者の4人の得票合計数に占める割合は?」

「26%です。接戦でした。」

「それは・・・わが市の有権者の1.6%弱の意思で、市長が決まったということか!」

「選挙制度自体を、もっと有権者にアピールしないと、このままだと少人数の住民の意思しか反映されなくなります。すでに、新市長は公約の市役所解体・民営化をやる、斬ると言えば斬る!と言っています。市民、全然知らないし、知っていても、既に他の自治体に投票してしまっている人も多いですし。」

「民営化になれば、我々も利益優先になるかもしれん。山間部の支所は閉鎖かもしれんな。」

「我が家は、郊外の過疎地にあるんですう!もう、学校も郵便局や診療所もなくなったし・・・。」

「やむを得ん。それが選挙結果、すなわち、民意だ。わたしたちも公務員ではなく、民間企業の従業員だ!」

「じゃあ、民間並みに、会社からせめて、業務用携帯端末を支給してくださーい!」


あなたの暮らす世界戦に、ふるさと「投票」制度はありますか?

ふるさと「納税」制度はありますか?

どちらかがある、どちらもある、という場合は・・・

その存在について政策をよーく、考えてみてはどうでしょう?

あなたの行動が、あなたの、誰かの、暮らしを変えるかもしれないのです。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ