014⚫️宿の主人
よく来なさったねえ。2階の203号室にご案内〜!
夕食の時間はここに書いてありますよ!
公国は初めてなの?
じゃあ、お風呂なんかの使い方、この子が説明するから、
お部屋で聞いてくださいね。さあ、タロベエ、行ってきて!
お兄さんたち、そんな遠いところから。
たいへんだったでしょうね。
職探しなの?心配ありませんよ、いろんな種類があるから、自由に選べます。
わたしもね、夫を亡くして、この子とふたり、何も持たずにここへ来たの。
途中で倒れそうになって・・・。でも、通りかかった人が助けてくれたの。
ええ、ここで学んで、今は宿屋を営んでいるの。
結構、やりがいがあって、楽しいのよ。
あら、良い食べっぷりですね!美味しいって?ありがとう!
贅沢じゃないけど、新鮮で、味が良いものを選んでいるの。
わたしの料理の腕がいいって?まあ、お上手!
タロベエ、だめよ、遊んでもらうなんて。えっ、いいんですか?
それじゃあ、寝る前に、お国のことを話してやってくださいな。
タロベエ、よかったね!
「あの親子を傷つけるなんて、俺にはできない・・・。」
「いや、俺もそう思う。・・・俺、ここで仕事、探そうかと思うんだが。」
「そうだな。カネをもらって故郷で何とか生活しようかと思っていたが、こっちで暮らすほうがよさそうだな。」
「家族も呼べるってことだし。」
「それじゃあ、明日、そのプログラムってやつを受けられるように、受付窓口に行こう!」




