第1話 改めてブックワールドへ!
第2話です。1回現実世界戻ろうって話です。
何でもできる世界に来てしまったが...
「なあリリ、とりあえず家帰ってもいいか?」
「家って現実世界?」
「そう、この世界スマホもつながらないし向こうでもちょっとやりたいことがあって」
「はじめが願えば帰れるし問題ないよ!でも一つ守ってほしい事があるの!」
「守ってほしいこと?」
「そう、このブックワールドの事は誰にも言わないこと!誰かに言ったらはじめが持っている本は消えちゃうからね!」
「そんなの言うわけないだろ、こんな世界を行き来できなくなるのはもったいないからな」
「ならよかった、じゃあまたあとでね!」
「おう!」
そして俺は心の中で願った。
(現実世界に帰りたいな。)
そう思った瞬間目の前が輝きだし、まぶしくて俺は目を瞑った。次に目を開けるとそこは、
「俺の部屋だ」
現実世界に戻ってきた。スマホを見ても時間が全然進んでいない。簡単に行き来することができ、やはりあの世界は最高だなと再認識できたところで俺は健二に電話をかけた。健二は大学で1番仲がいい奴で、だいたい一緒にいることが多かった。
「あれ、健二に繋がらないな」
俺が現実世界で済ましておきたい用事は何個かある。その中に健二から借りていた漫画を返すも入っていた。向こうの世界に長い時間いると日付の感覚が狂い返し忘れてしまうと思ったからだ。しかもあいつは期限をきっちり守らないと怒るタイプだから尚更だ。でも健二が電話に出ないんじゃ返せない。メッセージは送っておこうと思いアプリを再び開いたら新たな通知でスマホが震えた。
『今週の土曜日空いてる?買い物に付き合ってほしいの』
「結花先輩だ!」
俺は送られてきたメッセージに思わず声を出し飛び跳ねてしまった。結花先輩は大学の先輩で同じサークルの所属していた。飲み会で隣になった日から意気投合し、休日はよく一緒に出掛けていた。ちなみに俺は結花先輩のことが気になっている。向こうはどうか知らないが、そろそろ告白をしようかと思っていた矢先にこのお誘い。これはチャンスだ。
『空いています!ぜひ行きましょう!』
即座に返信した、その流れで美容室も予約した。少しはかっこつけていかないとな。
そのあとも家を留守にするわけでもないが、旅行に行くような感覚でいろんな用事を済ませた。結局、健二とは連絡が取れなかったが期限は明日までだし大丈夫だろう。よし、何日かブックワールドで過ごそう。俺は改めて本を開けた。
「おかえり!はじめ!」
目を開けるとリリが俺の前に立っていた。
「案外早く帰って来たね!」
「まあな、早くこっちで遊びたくて」
「こっちなら何でもできるしね!」
「そうだな」
ここから誰も味わったことがない最高の時間が始まる!
そう思っていた。あんなことを思うまでは...
2話から進み遅くて申し訳ないです。次回は進みます。
ここまでご覧いただきありがとうございます。
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