夜の大失態!
新たな仲間が加わったが...いよいよ思ってしまいました。
さて、改めてこの世界で俺は何をしようか。何でもできるこの世界で。そう思っていたら隣にいたリリが話しかけてきた。
「はじめ!はじめはこの世界で何がしたいの?」
こいつは俺の心が読めるのか?と思いながら自分のしたいことを話した。
「ここは何でもできるんだよな?」
「うん!心の中で思えば何でもできるよ!」
「じゃあ俺が思っていた現実世界での夢を叶えようと思う」
「はじめの夢?」
「そう!夢を一個づつ叶えていきたいんだ」
興奮しながらリリを見つめた。リリも少しワクワクしている。
「いいねそれ!それでどんな夢なの?」
「よくぞ聞いてくれた!俺が最初に叶えたい夢は!」
「夢は!?」
「チキンナゲットを飽きるまで食べることだ!」
「えっ...」
一瞬にしてリリの顔が真顔になった。
「はじめが叶えたい夢ってそんなこと?」
「そんなことって言うなよ!中学生の時からずっと思ってたんだぞ!」
「はじめってもっと頭が切れてて頭脳派な人だと思ってた」
「何で俺ふられたみたいになってるの!?まあいいや、とりあえず夢叶えるぞ!」
傷ついた心の中で俺はつぶやいた。
(チキンナゲット食べたいな。)
するとポンッと目の前にチキンナゲットが現れた。
「よっしゃー!飽きるまで永遠に出し続けるぞ!」
「はじめ!私にもちょっとちょうだい!」
俺たちは見るのも嫌になるまでチキンナゲットを食べ続けた。
「ふぅ~、お腹いっぱい」
「わたしも~、それで?次の夢は何なの?」
寝そべっていた重い体を起こしながら次の夢を語った。
「そうだな、次の夢は...ペットを飼いたい!」
「いいね!かわいいの飼おうよ!猫とか」
「いや犬だ」
「えー!猫がいいよー!」
「いや犬だ、でかい犬を飼う」
「まあ、はじめの夢だからいいですけど~」
何でお前がムスッとするんだよ。
(大きな犬を飼いたいな。)
またポンッという音と同時に、目の前に犬が現れた。
「ワンッ!」
抱っこじゃなくて抱き着きたくなるような大きな犬だ。
「よしっ、飼うなら名前を付けないとな
リリ、何かいい案あるか?」
「ん~、色が似てるしナゲットとかどうかな?」
「ナゲットか!リリにしてはいいネーミングセンスじゃねーか!」
「ちょっと!私を何だと思ってるの!」
「今のところ活発なバカって感じ?」
「ひどいっ!」
「悪かったって、それよりナゲットと遊ぼうぜ!」
「うん!ナゲット、こっちおいで~」
「ふっ、ちょろい」
「何か言った~?」
そのあと俺たちはいろんな夢を叶えた。ナゲットと遊んだり、髪色を変えてみたり、空を飛んでみたり。そんなことをしているうちにあっという間に夜になった。
リリとナゲットは遊び疲れたのかすぐにベットの上で夢の中だ。まあ俺はこの世界が夢のようだけど。
大学生活もつまらないわけではないが、こっちの生活の方が数十倍は楽しい。俺はふと思った。
(この世界にずっといたいな。)
「さて、そろそろ寝るか」
ベットに横になったとたん、俺はもう一つ思ったことがあった。
(家の鍵かけたっけ?まあ明日でいいや。)疲れていたのか急に睡魔が襲ってきてすぐに俺も眠りについた。
翌朝、ナゲットの鳴き声で目が覚めた。
「ナゲットおはよう」
「わんっ」
「リリは?」
隣のベットに目を向けるとリリはまだ眠っている。
「ナゲット、リリの顔舐めまわしてこい」
「わんっ」
ナゲットは一目散にリリのベットに向かい顔をなめた。
「ナゲット!やめてっ!くすぐったい~」
「リリ、起きたか」
「はじめ!おはよう~、今日は何する?」
まだ眠たそうな目を擦りながら聞いてきた。
「リリ、俺多分忘れてるんだけど」
「なにを?」
「家の鍵閉め忘れてきたかもしれない」
「別にいいんじゃない?まだ向こうでは数分しかたってないと思うから、でも心配なら鍵かけてきた方がいいね」
「そうすることにする、すぐ戻る」
「うん、いってらっしゃい!」ナゲットの事は任せて!」
「わんっ」
リリとナゲットに見送られながら心の中で呟いた。
(現実世界に帰りたいな)
するといつものように目の前が真っ白に...ならなかった。
「あれ?」
俺はもう一度つぶやく。
(現実世界に帰りたいな)
やはり帰れない。どうゆうことだ?
「はじめ?どうしたの?」
「いや、願ってるんだけど現実世界に戻れないんだ」
「ん~どうしてだろう、はじめ何か他に願った?」
「他に?」
俺は記憶をたどる。昨日はいっぱい遊んで、すぐに日が暮れて夜に一人で
「あー!!」
「はじめ!?どうしたの!?」
「帰りたくないって願った...」
「あー、それのせいだね」
「まじかよー!」
森の中で叫び声だけが響き渡った。どうやら俺はこの世界から帰れなくなってしまったようだ。
僕も大きい犬を飼いたいです。でも小型犬は飼っています。かわいいです。
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