王伝編集官 メイリアの「かんたんおやつ」講座 ①クッキーを作ってみよう
(はやまったかしら、ちみっこがいっぱい・・・)
メイリアは一人っ子なので自分より小さい子の面倒になれていない。なのになぜこの講座をすることになったのか。以前から各方面、主に新商品開発に関わる役職からの提案で「食育」を強化してほしいと。せっかく品種改良した農作物を活かせる料理や食材加工を任せる人材が全く足りなく、祖父や父に泣きつかれた。王宮で働く料理人をこれ以上貸し出せないと。そんなこと言われても、私まだ初等部3年で9才だってば。メイリアの任務は1~2年用の調理レシピの調査。楽しく興味を誘導できるかという教え方も含めたものだった。一人では不安だったので助っ人にアクア、そして色々な体験をしてもらう主旨でロビ君にも参加してもらった。こうして希望者12名が主に後でおやつが食べられるという一点で集いいざ開幕。
こんにちは、みなさん。今日は・・・って固い?あーもう、初めてなんでとにかく作っちゃいます。助手はアクアリアおねーちゃんとロビーオおにいちゃんですよー。
(よし、2人に丸投げだ。その間にみんなの様子を観察・・・、こうして見ると「観察」ある人って便利よねぇ)
こうしてみると分量少し多いかな。混ぜるとき手が小さくて持て余してる。でも必死さは達成感も大きいし、これは要相談と。ロビ君もアクアの接し方を見よう見まねで順調と。6名で助手1名、作るレシピと人数によっては目が届かなくなるかも。今回は私は手を出せないけど、2人に声かけはありか。
「それじゃぁ、好きな型使って抜いてみようー」
生地に悪戦苦闘していた子たちは猫やウサギの抜き型できゃっきゃしてる。おぉ、男の子はドラゴンか。見た目も大事だねー。目や口を描いたりして、さぁ焼こうか。
「これねー、おにーちゃんなのー」
ロビ君の見てた子が焼き上がり冷ましている顔型のクッキー指差しにこにこ。懐いたか。そしてもらったか。メモメモ。1つを味見して残りはお持ち帰り。家の人に食べてもらってねー。ん、どうしたの?なになに、模擬市で一緒に呼び込みした男の子に甘くないクッキーあげたいって。よし、おねーさんに任せなさいー。
---幕間--- お疲れロビ君
なんだろう。小さい子が笑顔であれこれ聞いてくるのがたのしい。それにお菓子作るのも。またこれやるなら手伝いたいな。
「おつかれさま、どうだった?」
「うん、でもたのしかった、またやっていい?」
そう聞くと、メイリアは変な顔をした。料理科受けるかって?そうだね、それいいね。メイリアといっしょにいるのもたのしい。
なんとなく、今後につながりそうです。




