親父の過去2
「じゃあワシらからも自己紹介と行こうかの」
「じゃあ私から行かせてください。私は恩星組若頭で私の名は、新田 音夜だ。これからはよろしく頼む」
「じゃあ私が次行かせてもらうわ。私は準構成員の空重 宮子、初日に遅刻はありえないと思うけど、まぁ、よろしく」
「じ、じゃあ次…!私行きますかね?私も宮ちゃんと同じ準構成員で…いつもは宮ちゃんと雑務をしています…。」
「…名前言い忘れてるくね?ドジだけど、ほんとにヤクザかなぁ?ヤクザらしさ無くて花、全然怖くなーい。」
「あ、あ、あ、名前は、、下田、、明美です…」
「は? うちの下田になにチャチャ入れてんの?てかあんたの方が役らしくないんだけど?」
「あ?やっちゃうか?やっちゃうぞ?このバカギャル女」
「望むところよ?このバカチャラ男」
「ガキみたいな喧嘩はやめろ、下田もほらまだ言うことあるだろ?」
「あ、そうだった…私、付喪師です…」
「つくもし?」
新入りの周防は、訳が分からないと言わんばかりのキョトン顔だった。
「まぁまぁその話はあとじゃあと、まずは自己紹介、あ〜もうワシだけか、ワシはな岸星会恩星組 組長じゃ、ご苦労さんでよろしくじゃ、そして新入りの君らに、これからやる事を言うぞ。」
「はい」
「まずは、構成員の名前を全員分明日までに覚えといてくれ、そして若頭からワシらの組の現状と勢力を教えて貰ってくれ。以上!質問はあるかの?」
「ハイハイハイハイ!」
「花、どうぞ」
「付喪師ってなんですか?」
「それは付喪師に聞いてくれ。ワシらの組は今危機に瀕しておるだから新入りを入れたんじゃ、
そしてこれからは、皆で力を合わせんと乗り越えられないとワシは思う。だから互いに支え合い頑張って行こう、じゃご苦労さんわしは予定があるから皆で仲良くするんじゃぞ。」
親分はそう言うと宮子を運転手として呼び、車で出て行った。
「じゃあ、構成員の名前と顔写真全部やるから、覚えていてくれ。下田、茶でも出してやってくれ」
「ちょっと待てよ。俺はそんなことしに来たんじゃねぇんだ。」
「なんだと?新入りが若頭である私に歯向かうのか?」
「ああ、俺はこんなの覚えるために来たんじゃねぇ。俺は、早く殴り込みに行きてんだ。」
「私は今名前を覚えろと言ったんだ!まずはそれに従ってからだ!」
そうは言ったが喧嘩をする気はない。下田も怯えているし、どうにか穏便に終わらせられないか…。
「ちょっ……と鳩一くん?流石に初日に若頭とやり合うのはちょっとヤバくないかな?メガネカチャカチャウザイけど、若頭だしねぇ?」
「チッ、次チャラついたうぜぇ喋り方したら殺す」
「へいへい すんません笑」
余計過ぎる一言を除いて初めて花が役に立った。




